チーム「Link∞UP」は日本と北米の‘愉快で有益な’「マウンテンライフ」情報を日本と英語圏において共有をすること。 その生活を‘一生懸命楽しんでいる人達’のコネクション強化を図ることを目的に活動しています。 日本や北米でのマウンテンライフについて情報の欲しい方や私達に興味のある方はお気軽にご連絡下さい。

2016年1月24日日曜日

Vol.4 Started Ice Climbing アイス始めました

アイス始めました!ってなんだか夏っぽいですね!?


もちろん、北海道は只今真冬で、真っ白です。
積雪も道北地方は平年並み、もしくは平年並み以上の地域が多くなっていて、僕はこの地域に移り住んで初めての冬を、除雪したりスキーしたり、雪と戯れて遊んでいます。

初めまして、北海道の上川地方に住んでいる星野と申します。

タイトルにも書きましたが、僕もついに今年から本格的にアイスクライミングを始めました。そもそも、上川地方に住むのを決めたのも「層雲峡がある!」と言うのが、理由の1つでした。

何でカナダに住んでいる時にやってなかったの?と、よく言われますが。。。ま~タイミングですね。タイミング!何事も!

と、いう事で早速登ってきました。アイスクライミング日本代表エリア層雲峡です!

Hey guys, My name is Chiharu, Okay this is my first time to post on this blog. I am also enjoying the first winter in here Hokkaido, after moving to this amazing northernmost part of Japan. This is such a dreamland for people who love any kind of outdoor activities. So look up Hokkaido if you like to try some skiing or something in Japan along with the delicious fresh seafood dishes!!:)


In Hokkaido, we have good amountof snow this year as usual.I might be able to say a little more than previous years. My biggest announcement is that I have decided to start ice climbing this year!!! Well... I know people would ask me why I didn't give it a try while being in Banff in Canada( I lived there for about 4 years) Ha, it's just the matter of the timing...Yes, timing you guys for anything!!

So here we are!! We gave a visit to the Souunkyou which is one of the most popular ice climbing areas in Japan.I have to admit that being close to this area is one of the reason why I chose Kawakami area in Hokkaido as my habitat:)


この日は天気も良く、青空と柱状節理と氷の3点セットがとても綺麗でした。
このエリアには短いものから、長いものまで、数多くの氷瀑があり色々楽しめます。
そして、なんと言ってもこのエリア「アプローチが近い」!!
車を止めて10分、15分歩くだけで、いくつかの氷瀑に登ることが出来ます。車に忘れ物をしてもすぐに取りに行けますね。

It was such a gorgeous day, the blue sky and the ice on wall made the best combination.
In this are, you can enjoy a lot of short, long routes as well as ice falls. Above all, the pros in this area is that the closeness from the parking lot to the starting point of each route. Only 10 to 15 min walk takes you to multiple water falls! 

今回まず最初に登ったのは、尾滝。今年は氷の発達具合が悪いらしく、まだ小さいみたいですが、しっかり登る事は出来ました。長さは20m位です。


This is our first try of the day! Otaki(尾滝) This yaer the ice hasn't formed well and it was smaller than usual, but we have enjoyed climbing this route. The route was about 20 m.


次に登ったのはパラグフォール。こちらも例年よりだいぶ細いみたいです。
長さは30m程。バーティカルな氷瀑で、結構パンプしました。見た目も良いし登り応えもある面白い氷瀑でした!

この日は、この2本の氷瀑を合わせて6回登りました。アプローチが近い分、何回も登れて初心者にはとてもいい練習になります。

大雪山にスキーしに来たけど、天気が悪くて滑れな~い。なんて日には、層雲峡でアイスクライミング!なんてのも良いんじゃないでしょうか?
どうぞ!道北に!遊びに来てください!!

Next route we climbed was Paragufall(パラグフォール).This also seemed to be way thinner than previous years.It was about 30 m and the route stands vertically and exhausting. I highly recommend you to try this out as the route has a good apperance and requring good amount of challenge!

In this day, We tried 6 routes in total including the 2 ice falls. As I said earlier this area's easy access allowed us to try multiple routes! If you are beginner for ice climbing or climb as many as you can for a good practice, Souunkyou is the good area to go!

Oh,even if you are coming to Taisetsu are for the skiing but ended up cancelling the skiing due to the bad condition....I would say ice climbing here is recommended alternative!

If you are thinking about coming to Japan we would like you to think here as a destination!!! I'm looking forward seeing you here!!





毎回僕の記事の最後に、僕が去年行った山旅の中で撮った写真を写真が続く限り1枚づつ紹介したいと思います。

それでは今回の1枚です。

It's almost end of my story for today, now I would like to insert one of my photoes that I took during my mountain trip last year, hopefully I want to continue to do so as long as I have pictures to share with you guys.
この写真は、カナダのオカナガン地方にあるロッククライミングエリア、「SKAHA」の近くにあるキャンプ場からの風景です。
大きな湖の畔にある、とても落ち着くキャンプ場でした。でも時々、爆風が吹きます!
このエリアにはたくさんのボルトルート、トラッドルートがあります。夏は暑すぎるためクライマーは少ないですが、春秋には多くのクライマーがここに集まってきます。
Sonnie Trotter初登のFamily Man(5.14)があるのもこのエリアです。

This picture was taken at the campsite in Skaha area in BC. It was in the soothing and quiet location right in front of the huge lake. During the summer time it can be too hot so less climbers are seen, but spring and fall can get very busy with climbers coming from everywhere! There're large numbers of trad, boulted climbing routes. And this is the area of the first ascend of Family man (5.14) by Sonnie Trotter.

2016年1月18日月曜日

Vol.3 カナディアンロッキーでの登頂 テンピークス Mt リトル 



初めまして、カナダでACMG(カナダ山岳ガイド協会)公認のアプレンティスアルパインガイドをしています、谷と申します。


日本で知られているカナダで山といえば、ハイキング、またはアイスクライミング(これを知っているのは一部のクライマーさんなので今後頑張って日本の一般登山者にも紹介したいですね)になると思います。

ただ皆さん思ったことはないでしょうか?アイスクライミングの途中で『あのピーク登れるんかな?』ハイキングの途中で考えたことないですか?『あの山登られてるんかな?』と。

はっきり申しましてカナディアンロッキーの見えている山、すべて登れます。
道路から見えている山なら尚更です。

ということで今回はどんな山が登頂できるのか。そしてどれくらいの体力が必要なのか?技術はいるのかなど、少しですが簡単に説明したいと思います。


ということで、第一回目はテンピークスになります。
ここはテンピークスのMtリトル(3140m)の肩から眺める、Mtテンプル(3543m)です。
この角度からのモレーンレイクはなかなか見れませんよ。
ハイキングで有名なラーチバレーに行ったことがある人なら聞いたことあると思います、
テンピークス。
10個の山々が屏風絵のように並んでいる姿は圧巻です。
ちなみにこの写真の下に見えるのはモレーンレイクという、カナディアンロッキーでは有名な観光地で旧$20札の柄になったほどです。ラーチバレー、センチネルパスも左端によく見えています。

この写真がモレーンレイクから眺めるテンピークスです。
お札の柄になるのもうなずけますね。ここまで車で普通にこれます。
カナディアンロッキーに来られた方なら必ず見ているこの景色。
でも見ているだけじゃもったいない、さあこの山々に登りましょう。



テンピークス第2の山、Mtリトルには素泊まりの山小屋があり、泊まって登頂することが出来ます。
値段も$40くらいで手ごろです。
もちろんここからMtフェイやテンピークスの他の頂上にも立てます。
カナダ山岳協会が管理している素泊まりの山小屋です。綺麗ですし快適ですね。
ガスコンロ、マット、食器、鍋、フライパン等、すべて完備しているので
持っていくの食料、寝袋、ヘッドランプなどのお泊りセットだけです。

ラーチバレーより。先ほどの小屋側を眺める。
ここまでのハイキングは日本の旅行会社さんがたくさん募集ハイキングをしてますし、個人で行っても素晴らしいハイキングコースです。

テンピークスは登れます。
この山の登り方をカナダ人を含めほとんどの方が知らないだけなんです。
登り方としては1日目、モレーンレイクから小屋まで6~8時間かけて登りましょう。
標高差は1100mほどです。
日本、ヨーロッパのような整備された登山道ではありませんが、ガイドブックにもしっかり表記されてるルートですので、ある程度の踏み後や確保用のボルトがあります。自分でルートファインディングする楽しさを、本当の山に登る喜びを思い出させてくれます。
小屋までのルートは、シーサーリッジとペレンルートの二つがあり、前者の方が少し難しいですね。
シーサーを登り、ペレンを下りに使うのが僕のおすすめです。
理由は、登ってみてのお楽しみ!!
2日目は小屋からMtリトルへ約1時間半~2時間かけて登頂するのが一般的で、そのまま下ります。勿論小屋に数日滞在して他のピークを狙うのもありですね。
技術的には日本で言う3級、5.5が登れて、懸垂下降ができれば行けます。
さらにカム、ナッツが使えれば余裕をもって行けます。
体力的には上高地ー奥穂高ー上高地一泊二日でいける方なら問題ないと思います。
強いチームなら日帰り可能です。



ただ冒頭の写真でもあるようにフェイ氷河の横断がありますので単独はお勧めしません。
と言いましたが、しっかりクレバスレスキューの勉強していれば、それほど心配する必要はないと考えます。大きなクレバスが少ないのもフェイ氷河の特徴です。
よく氷河は危ないと言いますが、そんなこと言っていては一生行けないですよね。
講習会に参加する、ガイドを雇う、それによって行動する範囲はとても広がりますよ。

不安がある方はガイドを雇いましょう。不安な個所はすべてやってくれますし
安心、安全です。


ヘリやロープウェイ、ゴンドラを使わず、自分の足だけで登れる氷河のある山、テンピークス。
是非カナダに来る方、ワーホリで山に登りたい方、楽しんでください。
ルート等に質問があればお問い合わせフォームからお願いします。

では、また次回。



行程:通常、一泊二日、または二泊三日
ギア:アイゼン、ピッケル、ザイル60m一本、カム紫~黄 ナッツ1セット 
アルパインドロー数個、その他クライミング、氷河の個人装備