ご無沙汰してます。谷です。
夏のシーズンも終わり、これから秋のクライミングシーズンですね。カナダはもう冬の様相ですが(涙)さてクライミングシーズンということで今回はクライミングギアの強度に対して、僕たちクライマーがどのような技術使った方がいいのか掘り下げてみたいと思います。色々調べてみると面白いですよね、クライミングは理論的にも。インドアなら基本理解しなくていいものも、外に行く場合、特マルチピッチ以上の登山をする場合、こういう知識はしっかり勉強しておいた方が損はないです。まあわからない場合はぜひ僕に講習頼んでいただいてもいいですよ!
クライミングのカラビナやスリングはなぜ22〜24KNなのか?これは人間の骨盤が破壊されるのが11KNだと言われているので(第1次世界大戦で空挺部隊のハーネスを作成するときに出た指標、ちなみに1KNは大体100kgと考えましょう。厳密には違いますが。)
その2倍の強度を目指しているというところです。なのでどのクライミングギアもマージンを取って22KN前後です。わかりやすいですよね。
ではなぜ2倍か?墜落した場合、支点には2倍の荷重がかかるためですね。
これはみなさんわかりますよね。リードビレイというのはカウンターバランスを使ってるので、
落ちた場合、ビレイヤーの体重も支点にかかるわけです。
そうすると、クライマーに骨盤が折れるほどの荷重(11KN)がかかった場合、ビレイヤー及びロープなど反対側のシステム全てに11KNかかってクライマーの衝撃荷重を止めることになるので、クイックドローなどの支点には22KNかかるわけですね。ランナーが全て吹っ飛んだ場合、アンカーにこの衝撃がかかる可能性がある。なのでアンカーも22KN。
ちなみにこの考え方は、テンションする時も役に立ちます。普通にダメなプロテクション、特にアイスなど
スクリューが良くない場合はフィフィなどでぶら下がった方が、自分の体重のみが支点にかかりますが、テンションしてしまうとビレイヤーの体重もかかることになるので支点が吹っ飛ぶ可能性が高くなります。
なのでアルパインやアイスなどは自分でカラビナやフックを使ってぶら下がるのが賢明ですね。
図で見るとわかりやすい。
リードビレイのシステムでは単純に60kgの人を止めようと思うと60kgの何かが必要なんですね。
ロープやカラビナの摩擦があるので吸収されてビレイヤーにかかる荷重は軽減されるのですが、支点にはクライマーの衝撃の約2倍かかると考えてくれればわかりやすいです。(ちなみに日本だとプリー効果という名前で支点にはで1.7倍かかるはず)
カラビナに数字があるのご存知?この写真でいうと横向き25KN、縦向き10KN
ゲート開き7KN。これ見てわかるようにカラビナの向きにも注意が必要。
なのでトップロープなどの常時チェックできない、向きを直せない場合はカラビナ二個。
そして向きを治せる手に届くところにある場合、ビレイループなど安全環一個で僕たちビレイしてるわけです。
いつでもロックカラビナ二個というわけではないですよね。ちゃんと理由があるのです。
あとアンカーにいっぱいカムとか使う人いますが、経験則だけでなく、この22KNという数字を目指して作ってるんですね。C4の大きなカムなら14KNありますが、小さなカムになれば8KNと強度は落ちます。
またナッツにもちゃんと書いてあるのでその数字を元にアンカーを作成しましょう。
つまり、ちゃんとセットできた場合、大きなカムはいい!!小さなカムは、もう一個またはナッツやハーケンも必要ってことになるわけです。
ちなみにアイススクリューはいい氷の場合一本約10KNです。
氷の質、日射などによっても変わるので、アンカーには3本オススメします。
ルベルソーなどで支点ビレイする場合はカウンターバランスを使いませんので、より小さな荷重しかかかりません。これはすごくいいことですね。支点に優しいわけです。
これは技術によって支点にかかる荷重が減らせるいい例です。
あと、カナダのガイド業界ではリードのビレイも支点ビレイに切り替わってます。
ビックフォールが予想される場合。ムンターで支点ビレイした方が、ビレイヤーへの衝撃がない上、ブレーキハンドを離す確率が少ない、つまりガイドが死なないということですね。
またカナダ山岳ガイド協会では、アンカーは20〜25KNのものを作ることを徹底してます。
理由は上記の通りですね。それ以上のものを作っても人間の骨盤が折れて内臓が潰れ死んじゃうのでカムが六個やボルトが4つのアンカーなんていらないということです。時間の無駄ですね。
ちゃんとした数字を目指せば、感覚ではなく、安全なプロテンクションやアンカーを作ることができます。
しかもギアも減らせて軽い荷物で登頂なんてことにもなるわけです。
プロテクションの数字を見てちゃんとした理由でアンカーを構築できればいうことないですよね。
これで見ると日本語でいうと左から6.5mmシュリンゲ、ナイロンスリング、ダイニーマ、ケブラーになります。
ケミカルとかお値段とか省きます。
最初の図で重要なのは伸び率。
ダイニーマとケブラーは全く伸びません。なのでこれで少しでも落ちた場合、非常に危険です。これでセルフとって数十センチ落ちた場合、骨折るかアンカーが崩壊する可能性ありです。
フォールファクター(墜落係数)については今回は触れませんが、伸びないギアを使うことで危険度が高まるシチュエーションがあると考えましょう。
ちなみにナイロンスリングは伸びるんで衝撃荷重がかかった場合強いですね。
勿論シュリンゲはロープと一緒ですので伸縮性が高く、衝撃を吸収してくれます。
僕たちはセルフをロープでとるのはギアを少なくできるからもありますが、最悪のケースの時、
アンカーへの衝撃を減らすためにロープにクローブヒッチでセルフとってるんですね。
なので、どうしてもロープ以外でセルフとりたいという場合ダイニーマより、コネクトアジャストなどいいということです。
さて次に進みます。
この項目で重要なのは熱、そしてエッジ(岩角)に強いかどうかですね。
クライミングで考えられる熱は勿論、摩擦熱。プルージック、クレイムハイストなどフリクションヒッチを
使う場合、レスキューや懸垂のバックアップなど、ダイニーマがいかにダメか出てます。
147度で溶け出すので非常に危険です。
自己脱出の時も使うのは気をつけましょう。プルージックが滑った場合、溶ける可能性がかなりあるということです。
あとエッジですね。落石や岩角に擦れて切れる可能性はシュリンゲはすごい弱いです。ナイロンスリングも弱いですね。パンパンに荷重をかけた状態で懸垂の支点にぶら下がってる時など、上から鋭利な石が落ちてきたら一瞬で切れて、はいさよならです。
じゃあさっき言ってたダイニーマは伸びないからダメって言ってたじゃんって話ですが、ルートによって変わるわけです。例えばアイスクライミングのルートで落石がないとかならシュリンゲがよく、落石が多そうなラペルならダイニーマがいいということになります。重要なのはどのギアがいいというわけでなく、強度や用途を理解して状況に応じたものを選択する、これすなわち技術ですよね。今日のテーマです。
なのでダイニーマは伸びない、カットに強い、そして熱に弱い。
ナイロンスリングは少し伸びる、カットに弱い、熱にはまあまあ強い。
シュリンゲは伸びる、カットにめっちゃ弱い、熱にまあまあ強い。
ケブラーは全く伸びない、カットに強い、熱にも強い。
という結果。
ビジュアルで見たい人はこちらをクリック⇩
DMMのスリングテスト動画
あとスリング類についてもう一つ。
ノット(結び)を作ることによって最低でも30%の強度が減少します。ひどいものは50%。
なので固定分散を作る時どれくらいの強度が失われるか考えておきましょう。
せっかくカムやボルトで20KN以上のものを作ってもスリング類のノットの作り方で
弱いアンカーになってしまう可能性があるからです。
ちなみにガイドはこれらのこと全て考えて、技術を投入してるんですよ。
試験でもこういう理論が常に質問されます。なんでここダイニーマ使ったのって?なんでここにノット作ったのって?なのでガイドはクライミングの上手い人がなるのではなく、クライミングの安全理論がしっかりしてる人がなるんですね。僕たちはロープ職人。
ガイドについてはこちらをクリック⇩
山について僕が思うこと、山岳ガイド編
さてこれで今回は最後、経年劣化。こっちでいうライフタイムです。
以下メーカーに表示されていたものを載せておきます。
こういうことを知っておけば、その場にあったギアやスリングを使い
その場にあった結び方やビレイの方法を使い、安全かつ、楽しく登ることができるわけですね。
耐用年数
この製品の耐用年数は、主に使用の頻 度や状況、その他の外的要素に影響さ れます。
合 成 繊 維 ( ポ リ ア ミド 、 ポ リ エ ス テ ル 、 ダイニーマ)製の製品は、たとえ未使 用でも経年劣化は避けられません。 経 年劣化は、紫外線やその他の環境要因 によって起こります。
最長耐用年数:
未使用かつ適切な状態で保管された場 合(「保管」の箇所を参照)10 年
使用頻度が低い場合:
使用頻度が低く、また保管や使用方法 が正しく、目立った消耗箇所が無い場合 6年
使用頻度が高い、または過酷な状況
で使用する場合:
墜落(落下率< 1)回数が多い場合、 懸垂下降やトップロープでよく使う場合、 砂などの粒子が入った場合、磨耗が激 しい場合(岩角との接触等)は、ロー プが著しく消耗し、寿命を数週間程度に 短くしてしまう場合があります。
さてこれで今回の考察は終わりです。
まだまだ網羅したりませんね、マニアックな課題ですから。
しかしこれで怖いのがC4ウルトラライト買ったのはいいけど、中のワイヤーがダイニーマになって軽量化されてるんで10年しか使えんってことやん。あんなに高かったのに。となるわけです。
オチがついたところでまた次回。
夏のシーズンも終わり、これから秋のクライミングシーズンですね。カナダはもう冬の様相ですが(涙)さてクライミングシーズンということで今回はクライミングギアの強度に対して、僕たちクライマーがどのような技術使った方がいいのか掘り下げてみたいと思います。色々調べてみると面白いですよね、クライミングは理論的にも。インドアなら基本理解しなくていいものも、外に行く場合、特マルチピッチ以上の登山をする場合、こういう知識はしっかり勉強しておいた方が損はないです。まあわからない場合はぜひ僕に講習頼んでいただいてもいいですよ!
クライミングのカラビナやスリングはなぜ22〜24KNなのか?これは人間の骨盤が破壊されるのが11KNだと言われているので(第1次世界大戦で空挺部隊のハーネスを作成するときに出た指標、ちなみに1KNは大体100kgと考えましょう。厳密には違いますが。)
その2倍の強度を目指しているというところです。なのでどのクライミングギアもマージンを取って22KN前後です。わかりやすいですよね。
ではなぜ2倍か?墜落した場合、支点には2倍の荷重がかかるためですね。
これはみなさんわかりますよね。リードビレイというのはカウンターバランスを使ってるので、
落ちた場合、ビレイヤーの体重も支点にかかるわけです。
そうすると、クライマーに骨盤が折れるほどの荷重(11KN)がかかった場合、ビレイヤー及びロープなど反対側のシステム全てに11KNかかってクライマーの衝撃荷重を止めることになるので、クイックドローなどの支点には22KNかかるわけですね。ランナーが全て吹っ飛んだ場合、アンカーにこの衝撃がかかる可能性がある。なのでアンカーも22KN。
ちなみにこの考え方は、テンションする時も役に立ちます。普通にダメなプロテクション、特にアイスなど
スクリューが良くない場合はフィフィなどでぶら下がった方が、自分の体重のみが支点にかかりますが、テンションしてしまうとビレイヤーの体重もかかることになるので支点が吹っ飛ぶ可能性が高くなります。
なのでアルパインやアイスなどは自分でカラビナやフックを使ってぶら下がるのが賢明ですね。
図で見るとわかりやすい。
リードビレイのシステムでは単純に60kgの人を止めようと思うと60kgの何かが必要なんですね。
ロープやカラビナの摩擦があるので吸収されてビレイヤーにかかる荷重は軽減されるのですが、支点にはクライマーの衝撃の約2倍かかると考えてくれればわかりやすいです。(ちなみに日本だとプリー効果という名前で支点にはで1.7倍かかるはず)
カラビナに数字があるのご存知?この写真でいうと横向き25KN、縦向き10KN
ゲート開き7KN。これ見てわかるようにカラビナの向きにも注意が必要。
なのでトップロープなどの常時チェックできない、向きを直せない場合はカラビナ二個。
そして向きを治せる手に届くところにある場合、ビレイループなど安全環一個で僕たちビレイしてるわけです。
いつでもロックカラビナ二個というわけではないですよね。ちゃんと理由があるのです。
あとアンカーにいっぱいカムとか使う人いますが、経験則だけでなく、この22KNという数字を目指して作ってるんですね。C4の大きなカムなら14KNありますが、小さなカムになれば8KNと強度は落ちます。
またナッツにもちゃんと書いてあるのでその数字を元にアンカーを作成しましょう。
つまり、ちゃんとセットできた場合、大きなカムはいい!!小さなカムは、もう一個またはナッツやハーケンも必要ってことになるわけです。
ちなみにアイススクリューはいい氷の場合一本約10KNです。
氷の質、日射などによっても変わるので、アンカーには3本オススメします。
ルベルソーなどで支点ビレイする場合はカウンターバランスを使いませんので、より小さな荷重しかかかりません。これはすごくいいことですね。支点に優しいわけです。
これは技術によって支点にかかる荷重が減らせるいい例です。
あと、カナダのガイド業界ではリードのビレイも支点ビレイに切り替わってます。
ビックフォールが予想される場合。ムンターで支点ビレイした方が、ビレイヤーへの衝撃がない上、ブレーキハンドを離す確率が少ない、つまりガイドが死なないということですね。
またカナダ山岳ガイド協会では、アンカーは20〜25KNのものを作ることを徹底してます。
理由は上記の通りですね。それ以上のものを作っても人間の骨盤が折れて内臓が潰れ死んじゃうのでカムが六個やボルトが4つのアンカーなんていらないということです。時間の無駄ですね。
ちゃんとした数字を目指せば、感覚ではなく、安全なプロテンクションやアンカーを作ることができます。
しかもギアも減らせて軽い荷物で登頂なんてことにもなるわけです。
プロテクションの数字を見てちゃんとした理由でアンカーを構築できればいうことないですよね。
さて次はスリングやシュリンゲ(こっちだとコードレット)に行きましょう。
ペツルのページを使わせていただきました。これで見ると日本語でいうと左から6.5mmシュリンゲ、ナイロンスリング、ダイニーマ、ケブラーになります。
ケミカルとかお値段とか省きます。
最初の図で重要なのは伸び率。
ダイニーマとケブラーは全く伸びません。なのでこれで少しでも落ちた場合、非常に危険です。これでセルフとって数十センチ落ちた場合、骨折るかアンカーが崩壊する可能性ありです。
フォールファクター(墜落係数)については今回は触れませんが、伸びないギアを使うことで危険度が高まるシチュエーションがあると考えましょう。
ちなみにナイロンスリングは伸びるんで衝撃荷重がかかった場合強いですね。
勿論シュリンゲはロープと一緒ですので伸縮性が高く、衝撃を吸収してくれます。
僕たちはセルフをロープでとるのはギアを少なくできるからもありますが、最悪のケースの時、
アンカーへの衝撃を減らすためにロープにクローブヒッチでセルフとってるんですね。
なので、どうしてもロープ以外でセルフとりたいという場合ダイニーマより、コネクトアジャストなどいいということです。
さて次に進みます。
この項目で重要なのは熱、そしてエッジ(岩角)に強いかどうかですね。
クライミングで考えられる熱は勿論、摩擦熱。プルージック、クレイムハイストなどフリクションヒッチを
使う場合、レスキューや懸垂のバックアップなど、ダイニーマがいかにダメか出てます。
147度で溶け出すので非常に危険です。
自己脱出の時も使うのは気をつけましょう。プルージックが滑った場合、溶ける可能性がかなりあるということです。
あとエッジですね。落石や岩角に擦れて切れる可能性はシュリンゲはすごい弱いです。ナイロンスリングも弱いですね。パンパンに荷重をかけた状態で懸垂の支点にぶら下がってる時など、上から鋭利な石が落ちてきたら一瞬で切れて、はいさよならです。
じゃあさっき言ってたダイニーマは伸びないからダメって言ってたじゃんって話ですが、ルートによって変わるわけです。例えばアイスクライミングのルートで落石がないとかならシュリンゲがよく、落石が多そうなラペルならダイニーマがいいということになります。重要なのはどのギアがいいというわけでなく、強度や用途を理解して状況に応じたものを選択する、これすなわち技術ですよね。今日のテーマです。
なのでダイニーマは伸びない、カットに強い、そして熱に弱い。
ナイロンスリングは少し伸びる、カットに弱い、熱にはまあまあ強い。
シュリンゲは伸びる、カットにめっちゃ弱い、熱にまあまあ強い。
ケブラーは全く伸びない、カットに強い、熱にも強い。
という結果。
ビジュアルで見たい人はこちらをクリック⇩
DMMのスリングテスト動画
あとスリング類についてもう一つ。
ノット(結び)を作ることによって最低でも30%の強度が減少します。ひどいものは50%。
なので固定分散を作る時どれくらいの強度が失われるか考えておきましょう。
せっかくカムやボルトで20KN以上のものを作ってもスリング類のノットの作り方で
弱いアンカーになってしまう可能性があるからです。
ちなみにガイドはこれらのこと全て考えて、技術を投入してるんですよ。
試験でもこういう理論が常に質問されます。なんでここダイニーマ使ったのって?なんでここにノット作ったのって?なのでガイドはクライミングの上手い人がなるのではなく、クライミングの安全理論がしっかりしてる人がなるんですね。僕たちはロープ職人。
ガイドについてはこちらをクリック⇩
山について僕が思うこと、山岳ガイド編
さてこれで今回は最後、経年劣化。こっちでいうライフタイムです。
以下メーカーに表示されていたものを載せておきます。
こういうことを知っておけば、その場にあったギアやスリングを使い
その場にあった結び方やビレイの方法を使い、安全かつ、楽しく登ることができるわけですね。
耐用年数
この製品の耐用年数は、主に使用の頻 度や状況、その他の外的要素に影響さ れます。
合 成 繊 維 ( ポ リ ア ミド 、 ポ リ エ ス テ ル 、 ダイニーマ)製の製品は、たとえ未使 用でも経年劣化は避けられません。 経 年劣化は、紫外線やその他の環境要因 によって起こります。
最長耐用年数:
未使用かつ適切な状態で保管された場 合(「保管」の箇所を参照)10 年
使用頻度が低い場合:
使用頻度が低く、また保管や使用方法 が正しく、目立った消耗箇所が無い場合 6年
使用頻度が高い、または過酷な状況
で使用する場合:
墜落(落下率< 1)回数が多い場合、 懸垂下降やトップロープでよく使う場合、 砂などの粒子が入った場合、磨耗が激 しい場合(岩角との接触等)は、ロー プが著しく消耗し、寿命を数週間程度に 短くしてしまう場合があります。
さてこれで今回の考察は終わりです。
まだまだ網羅したりませんね、マニアックな課題ですから。
しかしこれで怖いのがC4ウルトラライト買ったのはいいけど、中のワイヤーがダイニーマになって軽量化されてるんで10年しか使えんってことやん。あんなに高かったのに。となるわけです。
オチがついたところでまた次回。
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