チーム「Link∞UP」は日本と北米の‘愉快で有益な’「マウンテンライフ」情報を日本と英語圏において共有をすること。 その生活を‘一生懸命楽しんでいる人達’のコネクション強化を図ることを目的に活動しています。 日本や北米でのマウンテンライフについて情報の欲しい方や私達に興味のある方はお気軽にご連絡下さい。

2017年3月15日水曜日

Vol.63 テレマークで楽しむスキーリゾート

さて今回はテレマークスキーヤーの私、劔村が担当します。
日本を代表するスキーエリアのひとつである白馬へ先週お邪魔しましたので紹介してみようと思います。

テレマーク仲間3名で金曜の夜、富山から向かいました。なぜかというとビールを飲むためなんです。
小谷村、白馬村を含む長野県と隣県の新潟県は銘酒が多く美味しい日本酒を楽しむにはいいところです。しかし最近白馬ではビールを楽しむことができるようになっています、私は今回TAPROOMというお店へお邪魔してホップ香る美味しいクラフトビールをたらふくいただきました。宿泊できる方は是非行ってみて下さい。
また八方尾根スキー場にはコロナビールを飲めるテラスが営業しているようです。
飲みながら明日はどこへ行こうかと悩む、スキー場が複数あり降雪量や質を考慮して選択できるのも白馬エリアの魅力ですね。岩岳、栂池、コルチナ、五竜、47、乗鞍、八方などなどいくつあるのでしょう?それぞれに特徴、魅力がありますのでお好きなところへ是非どうぞ。



久しぶりに厳しい冷え込みの朝、我々が選んだのは
とても目立つ建物が迎えてくれる白馬コルチナです。
うっすらと雪が積もったなかなか条件の良い日で気持ち良く滑れそうです。

テレマークスキーにも道具にいくつか種類がありますが我々はブーツのつま先が75mm出ている75mmノルディックノルムというタイプの靴とビンディングです。
最近ではNTN(ニューテレマークノルム)というタイプもあり乗り味も違うので新しい感覚を味わうことができるそうです。 
このスキー場の特徴は真ん中を通るラインを山が取り囲んでいるので、どのラインを選んでもリフト乗り場がある中央へ出てくるという便利さがあります。また装備があればサイドカントリーを楽しむことも可能です。

この日、ところどころの斜面でパックされているものの朝のうちは軽めのパウダーを飛ばしながら軽快に滑れました。青空が広がり白馬村が一望できます、しかし日を浴びて昼に向かって雪は重くなってくる。

三月になると雪はまだまだありますが利用客はピークより減るのかリフトの待ちもほとんどなくストレスなく回すことができます、それもこれからのシーズンならではかもしれませんね。

雪が悪くなる前までに軽快に飛ばしてニヤニヤが止まらない午前中はあっという間に過ぎていきます。滑った後には温泉が待っています、近隣には数え切れないほど温泉がありますので酷使した足腰をほぐすためにも温泉に寄ってみましょう!
日本の中部地方において、ふかふかのパウダーを楽しめる時期から春雪に変わりつつありますが、テレマークスキーなら春のザラメ雪をゆったりと優雅に流すのも楽しいものなのでもう少しウィンターシーズンを満喫しようと思います。

2017年3月13日月曜日

Vol38. カナディアンロッキーでの登頂 その5 ウィルコックスピーク

ご無沙汰してます。谷剛士です。

カナダは秋も深まり、というか雪が降ってもうすぐ冬ですね。寒い。
でも僕この季節好きなんですよね。雪の匂いがする、鼻が痛くなる寒さ、空が高い、あー冬が来るなって指より数えてます。

ですが、いきなり冬の話題もなんなでもう一度、
カナディアンロッキーン登頂に戻りましょうか?
今回5ピーク目はウィルコックスピークをご案内。

この山はコロンビアアイスフィールドセンターのちょうど裏側、ハイキングで有名なウィルコックスパスを歩いた方なら必ず見ている山です。
標高2884mのこのピークはスクランブル(手を使うがザイルを使わない)のカテゴリーに入る比較的簡単に登れる山、標高差は約800mで最後の100mがスクランブルで少し難しい感じです。
僕はよくヤムナスカに登りに行ったときでも思いますが、日本人の登山者の方々は例外なく途中までで引き返します。なぜならそこまでの時間がなかったり、登頂に関する情報がないからです。
しかしながら、このウィルコックスもそうですが、カルガリーの短パンの軽装の人たちや、小学生の低学年の人たちが普通にそこを超えて登頂しているのです。
途中で引き返すのも悪くないですが、
時間さえかければ登頂できる山ならトライしてみませんか?
登頂の充実感はまた違う形で私たちを満たしてくれます。

 真ん中、右にある大きな三角形の山がウィルコックスピークです。
もっと天気がいい時の写真ならわかりやすいのですが、これはアサバスカ山の中腹から眺めているんですね。
冒頭の写真はウィルコックスからアサバスカを眺めているんです。
結構はっきりとした道がついてます。
所要時間は往復5時間~7時間です。ちょうどいいですよね。
ちなみにこの時はちょうど2時間で往復しましたので結構近いです。
コロンビアアイスフィールド周辺で泊まってる方は最高の目的地になりますね。

 メドウの写真は省きます。ウィルコックスで検索すれば沢山出てきます。
ロッキー最高のハイキングコースの一つですね。
これがスクランブルの登り部分です。右側を登ってきますね。
手をつかってバランスを取りながらそこまで難しくはないです。
適度な緊張感がより楽しみを引き出してくれます。

いきなり頂上です。一人で行くと写真があまりないんで申し訳ないです。
ハイキング以外にいる装備はヘルメットだけです。
アサバスカ、アンドロメダ、スノードーム、そして氷河観光地なんでみんな知っている名前かもしれませんが、ここまで上がるとアルバータ最高峰のMtコロンビアの雄姿が眺めることが出来ます。ちょうど真ん中奥にある山です。





 そしてパノラマ。でかいです。

ウィルコックスピーク、前に紹介したバウンダリーピークと共に同じ山行で登ってみるのも悪くないですね。

では。

Vol.66 カナディアンロッキーでの登頂 その6 ロダーピーク


ご無沙汰してます。谷です。
春めいてきましたね。少し温かくなりロッキーはアルパインのシーズンにようやく突入です。
北緯51度に位置するカナディアンロッキーの冬季の登頂はかなり厳しいものになり、なかなか手を出せるものではありません。夏も氷河があることからアルパインクライミングでの登頂は基本的に夏がメインになります。がしかし。
アイスクライミングに来たことがある人なら、一度はカナディアンロッキーのピークに立ってみたいと思うのが山をやっている人間の性ですよね。
でも夏に戻って来るお金と時間はない、夏は他の国もいいし、日本もいい。でもアイスにはたぶんカナダに戻ってくる。というあなた。
あります。アイスとアルパインでたてるピークがすぐそこに!!
名前はローダーピーク。標高は2091m。
場所はキャンモアから車で20分、Mtヤムナスカのすぐそばです。夏は初心者のマルチピッチクライミングのエリアでもあるゴートマウンテンと同じ駐車場。
アプローチも近く天気や雪崩のコンディションも安定しているエリアなので、山ノボラーにはたまらんですね。


あの顕著なガリーにあるアイスを登り、大きなボール地形アルパインでぐいぐい登ります。
ピークは左側、下山は左の尾根を歩きで降ります。

 Mtヤムナスカをバックにアイスクライミング。
Coire Duheというアイスクライミングのルートです。グレードはWI3のマルチですね。
 その後は、アルパインでぐいぐい5.7のミックスを登ってきますが右に逃げればどんどん簡単になるので悪天であればすぐエスケープが出来、難しくしたいのなら左寄りに登りましょう。

これが概要図ですね。天気さえ良ければ真冬でも大丈夫。
他にも2つルートがあり、自分の技術、山の状況に応じて選ぶことが出来ます。


稜線に上がればあとは頂上へ歩くのみ。


ピークからの眺めです。これがアルパインクライミングの醍醐味ですよね。 
あとは歩いて下りるだけ!!ロープを使う箇所はありません。
 この間、千春、トシ、トシの友達さん、そしてボブの五人で登ったようですね。
頂上からはカルガリーへの大平原が見え、最高のひと時ですね。

さて毎年アイスクライミングに来ているあなた、そしてこれから冬に来ようと思っているあなた。
ロッキーにはまだまだ日本人が知らないピークが待っています。

所要時間 8~12時間
ギア カム2セット ナッツ ドロー10~12本

2017年3月8日水曜日

Vol.62 Rogers Pass のすすめ

3月になりまして、冬シーズンも残り2.5ヶ月程となりました。
みなさん満足いくほど登れて・滑れていますか?
いや、満足なんてごはんみたいに一時的なもので、一定時間経つと次はどこ登ろうか、どこ滑ろうかと考えてますよね。そんな冬のシーズンは仕事中だけがレスト(笑)みたいなもので、それ以外の時間は情報収集とパートナー探しで忙しい。。

 どうも、ボブです。僕にとっては初めてのカナダでの冬シーズン。メンバーから色々と情報をもらい、それなりに登れてはいますが、寒過ぎたり雪のコンディションが落ち着かなかったり、寝坊したり、行ってみたが氷が無かったり、、となかなか今年は難しいシーズンみたいで思うように登れていません。3月は色々といい条件が重なるはずなので、気持ちを切り替えていきます。

さて、今回はRogers Passでの遊び方を紹介してみます。
スキーする方はこの場所を聞いた事ある人は多いのではないでしょうか?
僕も今年3日程ですが行って来ました。正直ポッと行ってプッシュできる程小さくない感じです。通いたいですね。。。

 ○Rogers Pass(海抜1,330メートル)とは
ブリティッシュ・コロンビア州にあるセルカーク山脈を越える標高の高い峠で、カナダ太平洋鉄道 (CPR) とトランスカナダハイウェイが通過している。この峠は、コロンビア川の“大屈曲”をショートカットして、西のレベルストークから東のゴールデン近郊のドナルドまでをつなぐ。峠は1881年5月29日に、カナダ太平洋鉄道に雇われていた測量技師のアルバート・ボーマン・ロジャーズ少佐によって発見された。ロジャーズは、自分の名前を冠する峠をもう一つ有しており、モンタナ州で1887年に発見し、南東に600キロメートル離れている。
ロジャーズ峠はグレーシャー国立公園の心臓部であり、1886年にこの地域がアクセス可能となって以来、スキー登山やキャンプ、ハイキング、登山に人気のある山地のただ中にある。この場所には観光客向けのサービスを行うロジャーズ峠ディスカバリー・センターやホテル、国立公園事務所がある。ロジャーズ峠はカナダの国定史跡として指定されている。
Canmoreからは250km、3時間程の場所にあります。

 ○Rogers Pass のガイドブック
スキーのガイドブックはたくさんありますがこれらを良く見かけます。
Rogers Passについては右の2冊、これが一番最新で見やすいらしいです。
  〔 右はマップ、中はルート詳細、左はロッキー周辺のみですが、バイブル本のひとつ 〕

○さてどこ滑ろうか。
 良くないコレ?コレ良くない?(スチャダラパー風)
            〔Rogerspass centerから見た Mt.Swiss と Mt.Tapper 〕 
赤のライン、クーロワールの先は広大な氷河。気持ちよさそうな一本じゃないですか?
って事で、赤のラインを計画してみましょう。
ちなみに右端のオレンジはRogersPassのベスト・オブ・クーロワールの一つらしいです。
 〔赤ライン:42.Swiss couloir,オレンジライン:47.Single Bench 〕

○これ滑られてるかな、、
 マップで見ると42のルートっぽい!

○ガイドブックの写真をチェック
 あ、これだ!
 ○ルート詳細
 ほー 結構歩くね、、どうする?
「ほとんど寝ていないが行くしかない」

        〔ルート詳細に加え、Permits の内容も記載されている〕

 ○許可が必要(ここが一番重要!)
 ロジャースパスは頻繁に雪崩のコントロールをする場所で地図中にはコントロールする範囲が記載されており、その場所は立ち入りが禁止されていますがそこで、Winter Restricted AreasについてはOpenの場合、入ることができます。

・必要な許可証は3種類
①Winter Parking Permits:
 Winter Restricted Areasに入る際に必要。下記リンク、もしくはCenterのPCでこのシステムについてのクイズに回答する事で、シーズンの間使える許可証が貰えます。Daily passもありますが、Rogerspass center にて毎朝どこをアプローチしてどこを滑るのか、毎朝許可証が必要となります。。ただし、Winter Restricted Areas のopen 状況については必ず確認が必要です。行く人は前もって申請すべし。
・Online Winter Permit quiz
・Winter Restricted Areas のopen 状況の確認は以下リンク。
②National Park Pass:
 キャンモアからバンフに入る際のゲートがありますが、国立公園に入るためのPassで、
国立公園内でのレスキュー費用も含まれています。2017年は150周年で無料で貰えます。
③Overnight Permits:
 Rogerspass Centerの駐車場でOvernightする際に必要。
Overnight Pass を貰い、車中泊してる方もいます。
============================== 要注意 =======================================
それらの許可書を全て車のダッシュボードに置いて見えるようにする必要があります。
さもないと僕みたいにチケット切られてしまいます。。
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さて準備が揃ったら出発しましょう。
ちなみに一枚目の写真の赤ライン、前回狙いましたが条件揃わずだったので3月後半に狙ってみます。滑りたいなぁ~ シーズン後半、気を引き締めて楽しんで行きましょう。

以上、ボブでした。

参考リンク
・Rogerspass center