冬シーズンに入り徐々に身体ができ始めている山田トシです。ご無沙汰しております。このリンクアップブログなななんと今回で50回目です。谷と始めたのが去年の1月なのでもうじき1年が経つことになります。メンバーも8人に増え、それぞれが忙しいながらこうやって毎週ブログを挙げてくれることに本当に感謝です。
継続は力なりということでロッキーと日本のアウトドアに興味がある方々への情報共有を目的に今後も書いていけたらと思っていますのでどうぞ宜しくお願いします。
継続は力なりということでロッキーと日本のアウトドアに興味がある方々への情報共有を目的に今後も書いていけたらと思っていますのでどうぞ宜しくお願いします。
私に似合わない真面目な話はここまでにしてブログの中身に行こうと思います。
今回のテーマは冬のロッキーの気候とクライミングのお話。現在ロッキー周辺は1週間ずっと-30℃という大寒波の真っただ中です。昨年の暖冬は別として例年は月に2、3日は最低気温が-30℃近くまで気温が下がる日が来ます。その寒気が緩むと大体-10℃~-20℃くらいの気候になります。今回のような-30℃が1週間以上続くのは年に1回あるかないかだと私の大家さんが言っていました。上の写真は大寒波が来る前に登ったストームクリークでのクライミングシーンです。
シーズン初めに登ったカナナスキス・R&Dエリアでのアイスクライミング。11月はまだまだアーリーシーズン。カナナスキス周辺はロッキーエリアでも氷結が早いのでこの時期にうってつけです。12月に入り本格的なシーズンが始まってしまうと雪崩の危険が大きくなり状態を掴むのが難しくなる場所でもあります。私がボブと登った時は氷結も甘くパンプしました。アイスクライミングの難しさはグレードよりも状態に左右されます。
11月中の目標にしていたキャンモア近郊のドライツーリング道場プレイグラウンドにある「スイスチーズ(D9-)」。時間があまりない日やまだまだアイスクライミングができないけどロッククライミングには寒いという時はこういう場所でトレーニングが一番。
そろそろフルートブーツを購入してもいいですかね?
今年初めて行ったストームクリークヘッドウォール。有名なスタンレーヘッドウォールの一つ北側のクリークを入って行きます。ボルトを使用して開拓されたスタンレーに比べ、カナダのトップクライマー達が極力ボルトレスで開拓したエリアなのでどのルートもしょっぱそうです。今回登ったのは一番右側の氷柱に向かって登るラインRectal Squirels(M6,WI5+)です。
もっと今年は通いたいですね。
Rectal Squirels 2P目(写真:2つ上)と3P目(上)。トラッドギアで登るM6はボルトのM7よりも遥かに集中でき、薄っすら被ったベルグラ上の氷は一挙手一投足に全神経を使います。
楽しいクライミングを一時中断させられるほどの大寒波襲来。頑張って外には出てクライミングはしてみたものの30分で諦めました。結局凍った川底でスケート大会。顔の毛という毛が一瞬で凍ります。こんな日は動き続けるスキー、スノートレイルランニング、ファットバイクなんてのがいいんでしょうね。でもクライマーはジムか。一つアドバイス。-20℃を超える日は氷柱系のアイスクライミングは控えて下さいね。破断する可能性が格段に上がります。
全てが凍る-30℃の世界。自然は厳しいからこそ美しいというのは本当ですね。今週は大分寒さも緩みそうなのでまたクライミングができそうです。
それでは皆様よいお年を
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