朝晩の冷え込みが秋の気配を感じさせます。
富山県では稲刈りが最盛期を迎えており、金色に輝く田んぼをコンバインが忙しそうに走り回っています。
さて今回は川下り、場所は富山県と岐阜県の県境にもなっている宮川です。
岐阜県から流れてきて高原川と合流し富山県では神通川となり日本海に流れ出ます。
宮川は鮎が有名で漕いでいると鮎が跳ねます。
そんな鮎が有名な宮川、今の時期は”やな”と言って川をせき止めて上流から流れ下る肥えた落ち鮎を獲る漁が行われていてそこで食べることができる施設があります。
この時期は上流から下ってくると、やなが川をせき止めていて通過できないので下流側から漕ぎ出すことにしています。
これがスタート地点、岩陰に釣り人がいました。
釣りのメッカということもあってよく遭遇します。
増水すると非常に難易度が高い川なのですが、今回は適度な水量で気持ち良く漕ぐことができました。
山奥で川は大きく蛇行しており両岸に山が張り出しているので上陸できるポイントが限られています。
富山県から名古屋まで続く国道41号まで下ることもできますが、今回は途中で川と交差する高山本線の鉄道橋までの2キロほどの川旅としました。
大きく蛇行する場所は流れが直角に曲がっていきます。この川は急流なので適度にこのような瀬という流れが早い場所が多くあり、逆にゆっくりと流れる瀞場(とろば)が少ないので頑張って漕がなくても流れに乗って進むことができます。
いくつかある落ち込み。上流から、しかもカヌーは水面に近いため先が見えないのでスカウティングと言って上陸し危険な箇所がないかを偵察することがあります。
そのまま下って岩や人工物などの障害物があり、引っかかってしまうなどリスクがある場合には避ける必要があるのでとても重要な作業になります。
ちょうど岐阜の高山から富山を目指す観光列車が鉄橋を通過しておりました。あまり乗る機会はないですが車窓が多く景色を楽しむことができるワイドビュー飛騨という電車が走っています。山、川など自然の景観を楽しむ電車の旅、憧れます。
ここがゴールの鉄橋、なかなかいい流れです。大きな岩を避けて左右に移動しながらスラロームのように下ります。1時間ほどの川旅でした。
そして鉄橋と並行に走る道路、ちょうど県境になっています。
超多忙だったブドウ農家の夏ももうすぐ終わります。
寒暖差で体調を崩さないように秋の紅葉、そして冬の雪に備えていきましょう。
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