日本には沢屋と言う人種がいて、沢登りが好きで好きでたまらない人の事を言います。沢登とは、簡単に言えば沢を登り山の頂上を目指すものなのですが、途中川を泳いだり滝を登ったりと、数々の難関を乗り越える総合力を必要とする、とても楽しい遊びです。しかも沢登りは、日本独自の遊びの様で、海外で沢と言えばキャニオリングと言う遊びがありますが、内容は沢を下って楽しむもので、登って楽しむものではありません。日本の夏の暑い気候や、急峻で深い沢地形がこの様な遊びを作りだしたのかもしれません。
僕は、新潟県の南魚沼市で産まれたので、子供の頃、夏の遊びと言えば友達とチャリ漕いで、越後駒ヶ岳から流れ出る水無川に行き、焚火して、魚獲って焼いて食べて、岩に登っては飛び込んだりして、沢で遊ぶのは日常でした。あそこの川の水は夏でもめちゃめちゃ冷たかった記憶がありますが、夏休みにほぼ毎日通うくらい楽しかったです。要するに沢無しでは日本の夏を乗り越えられないって事です!?
ってな訳で、先日沢登に行ってきました!
今回行った沢はニセイカウシュッペ山の、ニセイノシキオマップ川。通称「天国の階段」と言われている沢で、場所は北大雪エリアです。ガスってる時の沢中はなんとも怪しい雰囲気。
8月中旬でも残っている雪渓。日が当たらない沢の深さが伺えます。 |
そして現れる小滝。ホールドはいいので難しくはないですが、濡れてますので気は抜けません。 |
これが噂の天国の階段。階段状の岩場が続きます。ここは特にヌッルヌルでした。滑ったらやばい~!しかし、ここまで苦労して登ってきて、階段を転げ落ちる訳にはいきません!集中!集中!
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危なそうな所ではもちろんロープを出します。岩尾根や岩壁などのバリエーションルートがあまりない北海道の山ですが、沢に入れば、そこはバリエーションルートパラダイス。様々な登攀が楽しめます。 |
源頭付近にはまだ花も咲いていました。 |
今回も無事に頂上に着く事が出来ました~!! |
そして下りは、沢に付きものの藪漕ぎ。。。これも日本ならではか? |
今回は山行にカメラを忘れてしまい、この投稿で載せている写真は全て一緒に行った友達
から貰ったものです。写真いっぱい撮ってくれてありがと~!!
今回の一枚です。
ペルーのHuarazから南に70km。Hatun Machayと言うスポーツクライミングとボルダリングが出来るエリアです。家畜の放牧地の中に大小様々、グレードも様々な岩が立っています。岩質は溶岩。なんと言っても、このエリアの標高は4300mあり、こんな高所でスポーツクライミング出来る場所あんまりないのではないでしょうか?パンプするのが早かった様な気がしました! |