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2016年7月18日月曜日

Vol.29  アルパインロック

 こんにちは。山田トシです。ロッキーでは連日の雨。ハイキングガイドとしては厳しいコンディションの中頑張って仕事をしています。今日から晴れ間が見え始めようやく夏が始まろうとしている感じです。悲しいかな自分のクライミングは遠征から帰って以来ほとんどできていませんが、8月には少し時間の余裕もできると思うのでロックガイドトレーニングの合間に自分のクライミングもしようと企んでいます。
 さて、今回はロッキーでのアルパインロックについて書きます。アルパインロック?というのは岩場(ゲレンデ)ではなく山を登頂する手段としてクライミングをすることで雪の付いた山(壁)を登るアルパインクライミングに対して乾いた岩のみを登る場合に使います。日本では「本チャン」という言い方をしていました。前回ご紹介したヤムナスカでのクライミングもアルパインロックということになりますが、壁も小さくゲレンデちっくなのでセミアルパインロック(東海地方だと御在所のような)という認識です。
 自分が登った中で満足度が高かったのがウィンドタワー「North East Face,10a,600m」です。カルガリーからハイウェイ1をキャンモアへ向かう途中に見える迫力ある山でその名の通り風が強く山の山頂がガスっていることが多いです。クライミングに行く場合は山の南側からアプローチします(赤線、黄色は下り)。駐車場から取り付きまでは約1時間半くらいです。クライミングではなく歩いて登頂することもできるので、ぜひチャレンジしてみて下さい。

 ウェストウィンドパスからの北西壁。
 グレードは簡単なれどクライミング12Pの中にスラブ、OW、トラバース、懸垂下降、脆岩、ルートファインディング、ランナウトなどアルパインロックの全てが詰まっています。僕が登った時は風も強く寒かったのを覚えています。
 ハイウェイから見える山なのにこの自然(虹付き)はやっぱり凄いです。キャンモア付近にはアルパインロックができる山がたくさんあります。
 12pのクライミングを終えた後は頂上まで約300mほどスクランブルして頂上に立つことができます。夏のスコーミッシュもいいけどロッキーにも是非足を運こんで下さい。みんなスコーミッシュに行ってしまい寂しいです。ロッキーでアルパインしましょう

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