日本は7月中旬から連日の酷暑です。40度を越える気温を記録したと毎日のように報道されています。
7月は初旬に大雨、帯状に発達した雨雲により同一地点に局所的豪雨をもたらす現象が最近よく発生しています。
今回の場合は、関西から九州までの広い範囲で中国地方においては激甚災害に指定されるくらいの被害が出ています。被災地ではまだまだ復旧の目処が立っていない状況ですが日々の暑さで体調だけ崩さないようにしてもらいと思います。
さて富山県も大雨が降っていたのですが、幸い大きな被害はありませんでした。
しかし大雨の後、一滴も雨が降っておらず日照りが続いてます。私の経験してきた中でもここまでの干ばつは珍しい状況です。
一週間以上猛暑日が続いている富山県を抜け出し、今回は3年前の1月に訪れた南米チリのパイネ国立公園を取り上げてみようと思います。
南米チリ、パタゴニア地方を訪れたのは夏である11月から3月の中で1月でした。
やや肌寒さもあり薄手のダウンが必要な気候ですが昼間は日差しがあれば心地良いです。
旅の拠点はプエルトナタレスという小さな町、ここにはパイネを訪れる人など観光客も多いのですがハイシーズンといっても町は落ち着いた雰囲気でした。
海越しに見えるパタゴニアの山、海辺にはベンチもありのんびりできます。
これは公園のマップですが、赤い点線がトレイルで山を囲うように丸く歩くことができます。10日間で一周することもできますが、私は山の南側Wのように見えるトレイルを歩く4泊予定で計画しました。
町は小さいのですが大きなスーパーもあり品揃えはいいし、アウトドア関連のショップもいくつかありバックパッキングの準備には苦労しません。キャンプ用品のレンタル屋さんもあるので装備を持たずに行っても不足品を借りることはできます。
公園に向かうバスの車窓から、何もない平原の先にパイネの山々が見えてきます。
入園料を払い、注意事項の説明を聞いてトレイルへ。移動はバスに乗ってシステマチックにこなしていきます。
パタゴニア地方でテントいうとチリのブランドDoiteのものが多いです。
テント以外のギアもウェアなど多岐にわたり作っているようです。
キャンプ地も管理され整備もよくて居心地はいいです。テントもそこそこの性能なのでひどい悪天候でなければ問題ありません。
Torres del Paine、国立公園の名前にもなっているそびえ立つ岩山。今回はこれを見に行ったようなものです。
公園内はトレイルもわかりやすく歩きやすいのですが、キャンプ地間の距離が長いので時間的余裕は持っていきたいものです。山歩き的部分もありますが平原を歩く区間もあり景色も楽しめます。
食についても触れておきます。チリがワインブドウの産地ということでスーパーに行くと商品が多すぎて何がいいのかわからないほどです。日常的に飲んでいたのは紙パックワイン、日本でいうところのパック酒。そういう位置づけなのでしょうか、地元の人には瓶のを買えと言われました。飲みきりならゴミはかさばらないので便利でした。
結構利用していたのがパスタ、スープ、リゾットの素として売られているものを活用して増し米やパスタをして作る夕食、これにワインを合わせて楽しむわけです。
天気に恵まれたのは初日のみ、見えるはずの山も見えず雪がパラついたり強風のため厳しい条件となりました。2泊した時点で今後の天候悪化が確定してしまったので早期撤退としました。
悪天候で発狂してしまう人が出ました。
帰り際、晴れ間があり湖や山並みを望むことができました。
再訪の際は快晴を期待したいものです。
いくつあったアウトドア用品のレンタルショップ、テントを借りたのは可愛い娘にデレデレの優しい親父がやっている店。何か公園のことで聞きたかったら訪ねてみてください。
最後になりましたが、まだまだ暑い日が続き酷暑ですが水分補給をして熱中症対策をしましょう。
暑中お見舞い申し上げます。
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