この記事は主に「How to climb 5.12(1997年版)」(以下、「経典」)とメタフォース様(以下、「メタ様」)の偉大なる教えを元に書かれていますが、内容にソリッド5.8クライマーであるカネイワの解釈や見解が含まれる場合があります。あくまで参考程度に流し読みください。なお、メタ様は独自の経験と理論に基づく啓示を授けてくれるのですが、それと経典の内容とは必ずしもリンクしません(それぞれ別の情報ソースです)。
前回のまとめ
・最終目標:花崗岩の岩峰をより自由に登れるようになること
・短期的目標:11月末までにとりあえず5.12を登る(レッドポイントする)こと
・目標ルート:イエロークラッシュ・小川山 5.12a
・限界グレード(RP):5.11b(ワニワニワニ)、1級(忍者返し)
・社会的壁:育児
前回から今回まで(約40日間)の活動
ジム:10回(成果:3級いくつかと2級1つ)
岩場:2回(瑞牆カサメリ沢、小川山ボルダー各1回ずつ)
成果:ワニワニワニ 5.11b(2便、限界グレード更新)
体重:61kg前後(-1kg)
約一ヶ月、全然登りに行けませんでした…。梅雨明けが早かったのは良かったのですが、その後の雨、猛暑によって関東近辺の岩場は条件が悪くなり、また家庭環境も厳しいものとなりました。6月下旬にカサメリの「ワニワニワニ」が登れ、花崗岩で自身最高グレードを更新したまでは良かったのですが、その後は身動き取れず。
避暑と銘打ち、2才の息子と妻を連れて廻り目平に乗り込みましたが、子供が思いのほか歩き回り、ボルダーに取り付く隙はほとんど与えられませんでした。それでも「せっかく来たんだから」と「エイハブ船長 1級」にトライするも振るわず、最後は縦ホールドで左手薬指の腱を伸ばしてしまいました…。
ジムでのトレーニングは、基本的に子供が寝てからジムの営業が終わるまでの一時間に限られ、それを週二が理想なのですが、今のところ週一以下になっているのが現実です。トレーニング不足も懸念されますが、ジムで細かいホールドをカチっているせいで、指の関節が痛んできており(実に弱い)、このあたりのケアも継続するうえでの課題になっています。
今後のプログラム
メタ様からは「イエロークラッシュ」(という課題)は、妹岩という小川山の人気エリアにあるためパートナーも比較的見つかりやすいし、「忍者返し」が登れたなら確実に登れるから、とりあえずマラ岩の「イレギュラー」とかでアップして(たとえ登れなくても)、そのままこれにトライし続けろ、と仰せつかっております。「ワニワニワニ」登れました!と報告した際も、「すごいじゃん」とか言いつつ「良いからアレやれ」とのことでした。
なので、次回報告時までには少なくとも一度は、なんとか機会を作って「イエロークラッシュ」にトライする予定でおります。ただアップルートは「カサブランカ」か「レギュラー」にするかも…。
今月の教え ~経典より~
ここで経典より有難い教えを授かります。そこには9つの絶対的な真理がありました。
1.クライミングのスキルを上げるのに最適なトレーニングは登ることである
2.クライミングのスキルは、岩質、傾斜、摩擦の特性によってそれぞれ特有である
3.たいていの人にとってスキルのトレーニングはフィットネスのそれよりも有用である
4.ビギナーレベルにとって、一般的なコンディショニングはフィットネスより大事だぜ
5.最大筋力を得るためには、そのスポーツ特有のコンディショニングが最も効果的だぜ
6.保持力が上がれば持久力も上がるけど、持久力を鍛えても保持力は上がらないぜ
7.無駄に消費したエネルギーと時間は戻ってこないんだぜ
8.頭の中でできていないと、身体もついてこないものよ
9.トレーニングとクライミングは筋肉への刺激にはなるけど、筋肉が強くなるのは睡眠中やレスト中だけよ
おわかりいただけただろうか?
ごくごく当たり前のように聞こえる言葉の中に、深いメッセージが含まれていたのを。
勝手にまとめると…
「とりあえずお前が登れないのは下手だからであって、筋肉が足りないからではないし、岩ってそれぞれ全部違うから、とりあえず色んな岩タイプの岩登っとけ。あと、ストレッチ大事な。持久力トレーニングとか今の段階では要らないから、ボルダーやっとけ。核心が楽に登れるようになれば、力がセーブできるから、結果的に持久力につながるよね?戦略も大事な。無駄なエネルギー使わずに効率的に、できるだけ早く登ろうね。とりあえずできるって信じて、具体的なイメージを作ってからトライするんだぜ。あと、レスト大事。これ基本だから」
みたいな感じでしょうか。詳細で正確な内容は是非こちらをご参照ください。経典の正確な内容を知るためには、原語で読むことが基本とされています。
自己評価テスト
経典の中にはなんと自分の弱点を見極められるような有難い「自己評価テスト」が含まれております。その全体像には触れられませんが、私がこれを受けた結果は概ね以下のようなものでした。
精神面:11/25 = 44点
技術面:12/25 = 48点
身体面:16/25 = 64点
※点数は各項目ごとに100点満点に換算
うーん、大分メンタルやられてますね。これだけだとわかりにくいので、もう少し説明させて頂きますと、このテストの設問は例えば以下のような感じです。
Q:できるかわからない困難なムーブを起こす前に、ヌンチャクやギアを掴むことでリスクを回避してしまう
A:ほぼ毎回、よくある、時々、まれに、ありえへん(の5段階から回答)
ちなみにこれは精神面に関する設問の1つで、「ありえへん」の方がメンタルが強く、「ほぼ毎回」の方に振れるほどメンタルが弱い、となります。こういう設問がいくつかあり、得点にして集計してみることで、自分の弱点がどこにあるか見えてくる仕組みになっております。ちなみに、設問の配置はランダムなので、どの問がどのカテゴリ(精神、技術、身体)に含まれるかは、回答中はあまり意識しないような作りになっています。
というわけで、私が弱いのはフィジカルよりもメンタルとスキルでした。なんとなくわかってはいましたが、こうやって具体的に視覚化することで、具体的な対策に手を伸ばせるようになってくるような気が何となくしてきたように思うのであります。次回からそっちの方に行きたいです、ハイ。
前回のまとめ
・最終目標:花崗岩の岩峰をより自由に登れるようになること
・短期的目標:11月末までにとりあえず5.12を登る(レッドポイントする)こと
・目標ルート:イエロークラッシュ・小川山 5.12a
・限界グレード(RP):5.11b(ワニワニワニ)、1級(忍者返し)
・社会的壁:育児
前回から今回まで(約40日間)の活動
ジム:10回(成果:3級いくつかと2級1つ)
岩場:2回(瑞牆カサメリ沢、小川山ボルダー各1回ずつ)
成果:ワニワニワニ 5.11b(2便、限界グレード更新)
体重:61kg前後(-1kg)
約一ヶ月、全然登りに行けませんでした…。梅雨明けが早かったのは良かったのですが、その後の雨、猛暑によって関東近辺の岩場は条件が悪くなり、また家庭環境も厳しいものとなりました。6月下旬にカサメリの「ワニワニワニ」が登れ、花崗岩で自身最高グレードを更新したまでは良かったのですが、その後は身動き取れず。
廻り目平キャンプ場にて |
避暑と銘打ち、2才の息子と妻を連れて廻り目平に乗り込みましたが、子供が思いのほか歩き回り、ボルダーに取り付く隙はほとんど与えられませんでした。それでも「せっかく来たんだから」と「エイハブ船長 1級」にトライするも振るわず、最後は縦ホールドで左手薬指の腱を伸ばしてしまいました…。
失意のままクジラ岩をあとにした |
ジムでのトレーニングは、基本的に子供が寝てからジムの営業が終わるまでの一時間に限られ、それを週二が理想なのですが、今のところ週一以下になっているのが現実です。トレーニング不足も懸念されますが、ジムで細かいホールドをカチっているせいで、指の関節が痛んできており(実に弱い)、このあたりのケアも継続するうえでの課題になっています。
今後のプログラム
メタ様からは「イエロークラッシュ」(という課題)は、妹岩という小川山の人気エリアにあるためパートナーも比較的見つかりやすいし、「忍者返し」が登れたなら確実に登れるから、とりあえずマラ岩の「イレギュラー」とかでアップして(たとえ登れなくても)、そのままこれにトライし続けろ、と仰せつかっております。「ワニワニワニ」登れました!と報告した際も、「すごいじゃん」とか言いつつ「良いからアレやれ」とのことでした。
なので、次回報告時までには少なくとも一度は、なんとか機会を作って「イエロークラッシュ」にトライする予定でおります。ただアップルートは「カサブランカ」か「レギュラー」にするかも…。
川上村の遊具。道路から遠目には見たことがあるはず |
ここで経典より有難い教えを授かります。そこには9つの絶対的な真理がありました。
1.クライミングのスキルを上げるのに最適なトレーニングは登ることである
2.クライミングのスキルは、岩質、傾斜、摩擦の特性によってそれぞれ特有である
3.たいていの人にとってスキルのトレーニングはフィットネスのそれよりも有用である
4.ビギナーレベルにとって、一般的なコンディショニングはフィットネスより大事だぜ
5.最大筋力を得るためには、そのスポーツ特有のコンディショニングが最も効果的だぜ
トリップしちゃってます |
6.保持力が上がれば持久力も上がるけど、持久力を鍛えても保持力は上がらないぜ
7.無駄に消費したエネルギーと時間は戻ってこないんだぜ
8.頭の中でできていないと、身体もついてこないものよ
9.トレーニングとクライミングは筋肉への刺激にはなるけど、筋肉が強くなるのは睡眠中やレスト中だけよ
おわかりいただけただろうか?
ごくごく当たり前のように聞こえる言葉の中に、深いメッセージが含まれていたのを。
ヤツレンのソフトクリームはおすすめである |
勝手にまとめると…
「とりあえずお前が登れないのは下手だからであって、筋肉が足りないからではないし、岩ってそれぞれ全部違うから、とりあえず色んな岩タイプの岩登っとけ。あと、ストレッチ大事な。持久力トレーニングとか今の段階では要らないから、ボルダーやっとけ。核心が楽に登れるようになれば、力がセーブできるから、結果的に持久力につながるよね?戦略も大事な。無駄なエネルギー使わずに効率的に、できるだけ早く登ろうね。とりあえずできるって信じて、具体的なイメージを作ってからトライするんだぜ。あと、レスト大事。これ基本だから」
みたいな感じでしょうか。詳細で正確な内容は是非こちらをご参照ください。経典の正確な内容を知るためには、原語で読むことが基本とされています。
こちらになります |
自己評価テスト
経典の中にはなんと自分の弱点を見極められるような有難い「自己評価テスト」が含まれております。その全体像には触れられませんが、私がこれを受けた結果は概ね以下のようなものでした。
精神面:11/25 = 44点
技術面:12/25 = 48点
身体面:16/25 = 64点
※点数は各項目ごとに100点満点に換算
うーん、大分メンタルやられてますね。これだけだとわかりにくいので、もう少し説明させて頂きますと、このテストの設問は例えば以下のような感じです。
Q:できるかわからない困難なムーブを起こす前に、ヌンチャクやギアを掴むことでリスクを回避してしまう
A:ほぼ毎回、よくある、時々、まれに、ありえへん(の5段階から回答)
ちなみにこれは精神面に関する設問の1つで、「ありえへん」の方がメンタルが強く、「ほぼ毎回」の方に振れるほどメンタルが弱い、となります。こういう設問がいくつかあり、得点にして集計してみることで、自分の弱点がどこにあるか見えてくる仕組みになっております。ちなみに、設問の配置はランダムなので、どの問がどのカテゴリ(精神、技術、身体)に含まれるかは、回答中はあまり意識しないような作りになっています。
というわけで、私が弱いのはフィジカルよりもメンタルとスキルでした。なんとなくわかってはいましたが、こうやって具体的に視覚化することで、具体的な対策に手を伸ばせるようになってくるような気が何となくしてきたように思うのであります。次回からそっちの方に行きたいです、ハイ。
メタ様の教えとこのピラミッドの思想が相反しているような…。 |
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