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2019年1月31日木曜日

Vol.159  1839峰 a.k.a ザンク!

こんにちは。星野です。
今冬は初雪も遅く、日本各地で少雪となっている様ですね。北海道も例外では無く最近まで雪が少ない状況が続いていました。しかし、ようやくここ最近いい感じになってきた様に思います。僕は今シーズンも相変わらず、スキーにアイスにと短い冬を楽しんでいます。

今回は毎年恒例の正月山行。今年は日高山脈1839峰を目指しました。
1839峰は昨年の正月に登ったカムイエクウチカウシ山以南の最高峰で、特徴のある山容はどこから見てもひときわ目立って美しく、四方に切れ落ちた山頂からの展望もすばらしい山です。かつては日高でもたどり着くのが困難な山の一つで、北海道の岳人の憧れのピークでした。山名は無く、古い計測結果による標高が山名として定着し、近年は地形図にも正式に採用されています。略して「ザンク!!」なんて呼ばれています。響きがかっこいい!

今回は3泊4日の行程で入山しました。僕は夏に1度登って以来2度目の挑戦でした。結果から言うと登頂日に風が強く、天気も悪かった為、途中のヤオロマップ岳で引き返し、登頂は出来ませんでした。やはり予備日が無い一発勝負では、なかなか登らせてはくれませんね~
1日目。朝からピーカン。雪が少ないコイカクシュサツナイ川を行きます。今年は全然雪が無くスノーシューも使わずにあっという間にコイカク尾根取り付き地点。

2日目。今回の正念場コイカク尾根。尾根取り付きから標高差1069mの急登です。スノーシューは履いたもののこの笹薮。でも笹がいい感じにスノーシューの爪に引っかかってくれて意外と登りやすかった様な気がしたのは僕だけか?

2日目、3日目の夜を過ごした稜線上のテン場。雪庇を切り崩し、整地して何とか2張。防風壁も作れて快適なテン場になりました。


3日目。いよいよ「ザンク!」に向けて出発。稜線上は這松が出てました。こういった時はスノーシューが有効ですね。

 そして引き返しを決めたヤオロマップ岳。残念ですが、自然に逆らうとろくな事が無いので潔く。寒かったです。



そして下山日は十勝晴れ!「ザンク!」に登れなかったのは残念ですがまた次回。この景色が見れただけで良い山行だったと思える瞬間でした。寒かったけど立ち止まり、暫く見惚れてしまいました。

「ザンク!」「ザンギ!」北海道は良い国です!

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