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2018年8月22日水曜日

Vol.137 日高山脈 幌尻岳~伏美岳 縦走コース

こんにちは。星野です。
日本の夏と言えば甲子園。今年も熱い戦いが繰り広げられました。
北海道も今年は暑い夏になりました。山の上にいても暑いのは、僕が北海道に来てから初めてな気がします。朝一から半袖で行動出来るほど暑かったです。暑さに慣れていない多くの道民にとっては、辛い夏になったのではないでしょうか?しかし、今年もあっという間に夏が終わりかけています。大雪山の黒岳ではお盆過ぎに早すぎる初雪も降りました。

さて今回は、日高山脈の最高峰幌尻岳~伏美岳への縦走コースです。まず初めに登る幌尻岳へはいくつかのコースから登る事が出来ますが、今回紹介するのは平取町側(振内コース)から。沢靴を持って行く必要がありますが、僕はこのコースが1番お勧めです。林道歩きも少し有りますが、その先には沢歩きがあって、花畑があって、最後はカール地形を下に眺めながら、その淵の稜線をぐるっと半周ほど歩けるとても素晴らしい変化に富んだコースです。やはり暑い日本の夏山では、沢歩きは欠かせない楽しい要素の1つです。ただ雨が降ると沢が増水してしまい、登る事が出来なくなる、悪名高いコースでもあります。



こんな感じの沢を徒渉を繰り返しながら登って行きます。水量にもよりますが深い所で膝上位。

沢の先に建つ幌尻山荘。食事などは出ませんが管理人さんが常駐している小屋です。宿泊には予約が必要。


 小屋から急登をしばらく登り、稜線に出ると見える幌尻北カールと、幌尻岳山頂の先にある7つ沼カール。カールの中には熊の姿を見ることも!?



トッタベツ岳、北トッタベツ岳、1967峰と越えていきます。稜線上は細い箇所や這松、笹の藪漕ぎ、岩場も有りますが、日高の山並みを眺めながらの縦走は最高です。そして、ほとんど人が居ない!今回は北トッタベツ岳の先では誰にも会いませんでした。




さらに、ピパイロ岳を越えれば最後は伏美岳です。日高山脈で唯一夏道が付いている縦走路ですが、水場があまり無く、時期によっては水の確保が結構大変です。稜線から沢を降りて水を汲みに行かなければならない場所も有りますので、水が取れる場所、取れない場所は事前に調べて下さい。

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