昨年から暖冬になると言われていましたが
ここ富山県において平野部で除雪を必要とする積雪は思い出せないほど少なく
例年にない過ごしやすい冬になりました。
北海道をはじめ、本州でも内陸に入ると気候は大きく変わります。
特に湿った豪雪になりやすい日本海沿岸から内陸の白馬、信州エリアへ分け入ると
ドライパウダーが背丈を越えて積もる場所もあるパウダー天国が待ち構えています。
今回は2月初旬に訪れた北信州から妙高への旅について紹介します。
ウィンタースポーツが盛んなエリアに行くと、もう一つの楽しみが温泉ですよね。
泊まりで旅すると何度も風呂に入るという楽しみ方ができます。
訪れた外湯が楽しめる野沢温泉ですが13の外湯があります。
立派な外観ですが中に入ると湯船と脱衣所が同居した空間があるだけ、入湯料は賽銭箱に入れるお気持ちです。
本当に簡素なんですが、湯質はとても柔らかで肌に心地よい、ただ熱いのが慣れるまで驚きますね。
外国からの旅人には日本らしさを、日本人には懐かしさを感じさせる素晴らしいところで
した。
今回のメインイベントは妙高山の外輪山の一つである神奈山(かんなさん)へのバックカントリースキーです。
暖冬の影響か2月なのに最高気温が2桁という暖かさでした。
とは言っても冷え込んだ朝の雪は硬く締まり歩きやすい、日差しが強く高度を上げるが雪は湿り気を帯びてくるのが感じられた。
標高は1900mほどの山で快適な尾根に差し掛かると美しいブナ林に出会うことができます。
森林美を楽しみながら快適な登行を続けると急に視界がひらけ長野、新潟の山々を眺めることができます。
頂上は細尾根の先になりますが、今回は昼になり快適に滑降できる疎林でランチにして戻ることにしました。
アルペンスキーがストップ雪で苦戦する中、テレマークスキーを駆使して高難度の雪を征服しながらのテレマークターンはある意味での快感でした。
何度か前転をかましながらの滑走、あらゆる雪質を楽しむ。バックカントリーの醍醐味を実感した山行になりました。
3月に入り、さらに春を感じさせる日々ですが極上のザラメ雪を楽しめる春スキーはこれからですね。怪我なく楽しく春山を満喫しましょう。
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