3月に入り、日も延び、日中はプラス気温になりました。北海道にも春が来たな。と思ったら、最近また寒くなり冬に逆戻りした感じです。まだまだ標高を上げればパウダーが滑れます。
奥に見えるのは大雪山
今回は2月に登ったニセイカウシュッペ山です。日本三百名山に選ばれている山で、標高1883m、アイヌ語で断崖絶壁の上にある山の意味だそうです。以前、夏にニセイノシオキマップ川に沢登に行った時に書いた(http://8linkup.blogspot.com/2017/08/vol87.html)山ですが、今回は別ルートの南稜ルートです。南稜は冬に登られることが多いルートで、末端は層雲峡温泉から始まり、朝陽山、小槍、大槍と越えて山頂へと続く長い尾根です。小槍、大槍ではクライミングも楽しめます。昔は南稜に夏道が付いていた様ですが、今は廃道になっていて、地図にも載っていません。
比較的広い尾根は歩きやすく、どんどん進めますが、雪庇には注意です。
2日目。朝から晴れ。小槍(手前)と大槍(奥)
小槍、大槍とも登らずに基部をトラバースする事も出来ます。しかし、積雪のコンディション次第では注意が必要な斜面です。今回は両方登るのが目的でしたので、行きは登り、帰りは大槍を懸垂、小槍は基部をトラバースしました。大槍のトラバースの方がやばい感じでした。
小槍の登攀。天気が良い中での登攀は楽しい!3ピッチで頭に抜けれます。
頭からは懸垂3ピッチで再び稜線上へ。次は大槍を目指します。
この辺りから、いつも風が強いのか積雪が薄くなってきます。稜線上の這松帯はバリズボで歩きにくい。バリッ!!っと割れて ズボッ!!っと嵌る、まさにバリ!!ズボ!!
遠くからはデカく見えた大槍も、なんと頭まで1ピッチ。
東の方に見える地図上には名前の無いピーク。通称アンギラス!ゴジラシリーズに登場する怪獣の名前です。よくギザギザした稜線をゴジラの背と表現しますが、そんな感じでアンギラス!なんでしょう。
今年に入って、敗退続きで山頂に立てていなかったので、久々の充実した山行でした。次回はスキーで登って帰りは荒井川に向かって滑るのも面白そうです。
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