素晴らしい高山帯のハイキング |
前述のとおり、去年は過去2番目に一昨年は過去最悪だった山火事から一点、雨が多く気温もあまり上がらないロッキーですが、ハイキング的に花も長く咲いており、一応晴れ間も結構あるので、良いシーズンと言えるのではと思っております。
そんなコンディションの中、忙しくハイキングガイディングをやっているわけですが、今回はロッジングの中でもおすすめのロッジ、パセールロッジを紹介いたします。
このロッジングですが、まずは”ロッジング”とはなんぞや?
日本的に言うと山小屋泊の山行です。ただロッジ=山小屋では無く、大きく形態が違っておりまして、ロッジの定員は多くて30名。少ないところは18名ってところもあります。
その少ない定員のロッジに宿泊しながら、付近をハイキングする、これがロッジングなわけです。
このロッジへの入山方法は2種類、ヘリ入山か徒歩入山に別れます。
徒歩入山での有名どころは、スコーキロッジやシャドーレイクロッジ。
ヘリ入山では、アシニボインロッジ、ミスタヤロッジ、そして今回紹介するパセールロッジなどがあるわけです。
ヘリで入山のパセールロッジ |
これ以外にも無数にロッジはあり、それぞれ特徴を持って営業しているので、自分の好きな形態のロッジを見つけることも楽しみの一つですね。
ブリティッシュコロンビア州ロッジ協会のホームページも要チェックです。
BC州ロッジ協会
さて、パセールロッジですが下記のようなスペックです。
ロッジ外観 |
アクセス : 基本ヘリ入山(四駆車がボロボロになっても良くて、道を知っていて、業務用無線があって、渡渉がOKなら徒歩も可能)
ロッジ : 3階建て
設備 : 室内シャワー、トイレ、2-3名の個室、3コースディナー、屋外サウナ
きれいな寝室 |
木のない高山帯に位置するロッジ |
標高2150mの高山帯
|
夏はハイキング、冬は山スキーをロッジを起点に楽しみますが、標高2100mを超える標高に立っているので景色は抜群。国立公園との境はすぐそこにあり、谷を隔てて向こう側には、北米50の美しいクライミングルートにも選ばれているMt.Sir Donaldが目の前に見えるので、切り立った山のかっこ良い勇姿を見ることができるのです。
高山帯にある花がきれいなことでも有名なので、お花好きもゆっくりとメドウハイキングを楽しむことができます。
Mt.Sir Donaldの勇姿 |
今年はガイドで3回、先週は家族も招待させていただき、計4回もこのロッジを訪れることができて、本当に幸せでした。もしこのようなロッジで贅沢な時間を過ごしたいと思った方は、ぜひ日本と違う形態の山小屋山行を計画してみてください。
8月ももう後半、9月に入るとロッキーは一気に冬に近づいていきます。
今年の冬も既に楽しみですが、短い秋も存分に楽しみたい次第です。
では、またー
朝食ビュッフェ、豪華! |
氷河の山を見ながらのハイキング |
ハチドリも遊びに来ます |
ある日の夕食 |
花に囲まれながら写真撮影 |
アネモネ(イチリンソウ)が種をつけ始めました |
花が付いているときのアネモネ |
ロッジ宿泊者しか訪れない場所なので、登山道がない場所も |
こんな景色を眺めて1日歩きます |
高山帯にのみ咲くハゼリソウの仲間Scorpion Weed |
ワインのセレクションも豊富です |
日暮れハイク |