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2018年1月24日水曜日

Vol.108 雪が悪くても季節を楽しむ

 こんにちは、今回は富山から劔村がお伝えします。
雪が悪くても私なりにこの季節を楽しむ方法を書いてみたいと思います。
 
二十四節気の大寒を過ぎ、最も寒さが厳しいこの時期ですが先週までの大雪はどこへ行ったのか街中の雪は融け山でも雨が降る日が続きました。

 先日、長野県の野沢方面へスキー旅に出たのでそれについて触れてみたいと思います。
野沢温泉スキー場をはじめ、いくつかのスキー場を有するこの地は千曲川を中心に東西を山に囲まれた美しい谷に広がるエリアです。日本でも有数の豪雪地帯なのですが、今回訪れた際は数日前の雨の影響で融雪が進み朝晩の冷え込みで斜面はカリカリの状態になっていました。

 当初の予定を変更して、鍋倉山の麓に広がる高原にて散策や里山滑走を楽しむことにしました。今回は、このエリアを毎年訪れている愉快な仲間たちに同行させてもらう形で訪れたが、宿泊先は鍋倉高原にある森の家という数棟コテージがある夏でも家族連れが楽しめそうな場所であった。

コテージから山に向かい森を抜けると一気に視界が開けなだらかな斜面が続いている。快晴で雪面がカチカチの中を軽快にハイク、お茶をしてから短い滑走を楽しんだ。

 今回は例外的に雨の後という悪条件だったため山に入ることは控えたが午後になり雪が緩みはじめたタイミングで里山に入ることにした。
 昼までの滑落しそうな雪質は、春を思わせるザラメに変わり歩きやすい。今回のメンバーはアルペンスキー、スノーボード、そして私はテレマークスキーで道具は違うが山歩きと滑りが好きなメンバーで登っていく。


名もなき山、小さな集落の裏山を登り日が傾く前に滑走準備、良さそうな斜面を見つけ滑り込む。春のようなザラメ雪の斜面を気持ちよく滑り悪条件ではあったが満足感を味わうことができた。夜は仲間たちと美味しい食事を囲んで宴を楽しませてもらった、夜間の降雪に期待して眠りにつく。


 翌朝、快晴で降雪はほぼゼロ。パウダーを楽しむことは今回諦めていたのであえてスキー場を目指すことにした。
行き先は初訪問となる木島平スキー場、なんとここには800mの橇コースがあるのです。気になる方はネットで見て下さい。


もちろん降雪がなかったこと、数日前の雨と昨晩からの低温で全面アイスバーン。これはこれで高速で滑走できるので爽快、家族連れが多いので周囲を気にしながら思い思いのターンを楽しむことができた。信州飯山エリアを一望できるこのスキー場、斜度は緩めだが視界の広がりはピカイチでした。10時から15時くらいまで滑り倒したのであった。

 今回の旅は、パウダー狙いであったのは間違いないが気象条件、日程、エリア、メンバーなどによってその条件で楽しむ方法を考え動くことができ満足いく旅とすることができた、同行させてもらったメンバーに感謝したい。
次に訪れる時にはニヤけるくらいの深雪を味わいたいものです。

最後に冬の味覚をちょっと。山の幸、海の幸ということで猪肉、あん肝を。

今週から関東でも雪となり最強寒波がやってきているので災害にならない程度に山にもいい雪をもたらして欲しいと思いながら今回の記事を締めたいと思います。

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