チーム「Link∞UP」は日本と北米の‘愉快で有益な’「マウンテンライフ」情報を日本と英語圏において共有をすること。 その生活を‘一生懸命楽しんでいる人達’のコネクション強化を図ることを目的に活動しています。 日本や北米でのマウンテンライフについて情報の欲しい方や私達に興味のある方はお気軽にご連絡下さい。

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2019年5月8日水曜日

Vol.172 Mt ランドル カナディアンロッキーの登頂 その12



ご無沙汰してます。
谷です。

さて今回はバンフから見えるあの象徴的な山、ランドル山の登頂をご紹介。
せっかく滞在したならぜひ行って起きましょう。車もいりません。
バンフの街からバスに乗り普通に登ることができる素晴らしい山です。
ただ、標高差約1500mを一日で行って帰ってくるので、上高地から前穂の往復ができる人じゃないと厳しいですね。
もちろんカナダはワイルドなんで、ここに山小屋あるでしょって場所に何もありません。
なので技術は何も必要ないですが、とにかく体力は入ります。
ちなみに過去のロッキーの登頂ブログのリンクはこちら🔽

Mtヤムナスカ
バウンダリーピーク
ハーリンピーク
バカブー イーストポスト
ロダーピーク
テンピークス Mtリトル
ウィルコックスピーク
Mtバルディ
ワプタ Mtトンプソン
Mtアシニボイン
ウィンドタワー

始まりはボウ川沿いのゴルフコースです。
ちょっとわかりづらいので地図乗っけときます。
バスでバンフスプリングスホテルまで行って歩けばバンフのどこに滞在してても相当近いですね。ちなみにキャンモアからもバスがあります。
橋を渡ったら右手のコースを横切ります。


するとこんな感じの景色
これからあそこに登るぞー。
するとこういう看板がすぐ出てきます。
しばらく(5−10分)歩くと
割れてますが看板がもう一つ。ジャンクションになっていて向かって左側の登山道を取ります。看板は直ってるかもしれませんが基本一緒。
登山道は最初こんな感じで緩やか。


途中からこのようなガリーを横切りますが、このあたりはまだ道標あり。

道標がなくなってくるあたりから急で道が不明瞭ですが、木の皮に傷がつけてあって
一応わかるようになっている。

森林限界を過ぎると、ドラゴンズバックと言われる難所のスラブ
上から見た感じ。
ちなみにクライミングしたことある人なら歩きなので何の問題もなし。
経験がない方はガイドを頼みましょう。両サイドが切れ落ちて滑ると危険な場所です。
がれ場を抜けるとファーストピークが見えてくる。
カスケード山やボウ川も眼下に。
ちなみにがれ場が本当にひどいです。ルートファインディングも難しい。日本でがれ場歩いたことない人はガイドといった方がいいです。ベストなラインを登らせてくれます。
がれ場の不安定さは三歩進んで二歩下がる的な感じ。

はい登頂です。


所要時間、登山口のゴルフコースから約9−11時間。
特別な技術は入りませんがヘルメットあってもいいかもしれません。
体力に自信がある方、元気な方、ぜひトライしてください。
バンフの街に戻れば振り返ればいつもランドルがあります。最高ですよ。


2018年2月6日火曜日

Vol.110 カナダ人を日本で案内するとして、ではどこを滑る?

今年もJaPow!ツアーに行ってきました!
お久しぶりです、日本で1月過ごして昨日帰国した秋山が今回のブログを担当します。
以前のブログで”なぜ外人が日本に滑りに来るのか?”について寄稿しましたが、今回はじゃーどこを滑っているのと言うお話です。

ちなみに、今年は1月5日から2月4日まで、8日x3本のツアーを行いました。メンバーは最初のツアーがアメリカ人x2名&カナダ人x2名、2本目が5人のアメリカ人、3本目が5人のカナダ人と奇しくも、アメリカ、カナダ人半々の割合でした。来年も2本催行が決まっていて、既に宿も予約してきました。来年も楽しみですねー。

さて、滑る場所ですが、私の場合主に北海道と長野、新潟エリア。ガイドなので初めての場所でもオンサイトガイディングはできると思いますが、日本の場合駐車場の問題とか宿の問題とか、知っていたほうがスムーズに進む事が多いローカルな情報が多いので、知っているエリアでやっております。まーこの知っているというエリアも初年度、次年度はほとんどオンサイトガイディングでしたので、地元のガイドさんには、快く情報提供を頂き色々お世話になりました。この場を借りて御礼申し上げます。

さて、北海道ですと、
ニセコBC、五色温泉付近、キロロBC、ルスツBC、小樽の塩谷丸山、旭川周辺の江丹別峠、旭岳、紋別方面の浮島峠、テングキャットスキーや音江キャットにも行きましたね。後は富良野岳、十勝岳、富良野スキー場BC

小樽BCは民家の横からスタート。変なところに駐車しないようにしましょう~
江丹別峠は寒いので表面霜が発達する場所。
長野周辺では殆ど見ないですね。カナダではこれだらけ。
あとで弱層になります。。
定番旭岳の噴気孔
音江のキャットツアー、たまにガイドされるのも悪くないです
キロロのBCはいつも深い!
外に出る時は申請とゲート(後ろのテント)からでることをお忘れなく
友人加藤さんがディレクターを努めるテングキャット
今年は新雪40cmで最高でした
新潟は妙高周辺の三田原山は前山、笹倉温泉周辺の昼闇山などのみなので、これは今後黒姫、乙妻、神奈山、アライスキー場などもっとバリエーションを増やしたいところです。

10数年ぶりに復活のアライ。雪崩管理はカナダの会社がアウトソーシング。
友人を訪問だけでしたが、来年は滑りに行こうかな
パウダーエリアをまわるツアーを去年催行しました。
白馬から、上高地を経て日本海、笹倉温泉、小谷経由で白馬へ
運転の途中に文化探訪も忘れません
長野は、北小谷から五竜ぐらいまでと、上高地周辺によく行っていました。小谷は人も少なくパウダー確定なので好きな場所ですが、住人が減ってきて今後道路の除雪状況が不安なところですね。定番の八方、栂池、47、コルチナ、乗鞍あたりのサイドカントリーもやはり外せぬルーティーン。ただ、手軽なだけ競争率が高く、外様ガイドはいまいち立ち回りが悪くてディスアドバンテージがあるのも否めないところです。

上高地では釜トンネルを歩いて抜けます
五竜BCは最後渡渉つき。
八方BC、こんな快晴ないっすよー
小谷BCの大渚山、お気に入りの一つ
他にも群馬、東北、岐阜など明らからに楽しそうな場所がたくさんあるのですが、手を広すぎても精神的に疲れるので、この辺の持ち駒をまわして、やりくりしているわけです。

正直お客さんはどこを滑っているのかを地名すら分からずに付いてきているのも事実。場所は関係ねー、いい場所を滑らしてけろ。っていうのが外人流でしょうか。信頼されているのも嬉しいですですがね。

ということで、日本ツアーも無事に終了し、雪が不安定なカナダに戻ってきましたので、また気を引き締めて残り3ヶ月のスキーシーズンを無事に終わらせたいと思っております。

2017年6月5日月曜日

Vol75. ガイドの1年の過ごし方-カナダ編

アロハ~
前回の自分の担当の番にサボってしまったのでここで挽回、3週で2回目の登場となる秋山が今回のブログを担当します。

テーマは”ガイドの1年ってどんなの?”です。
日本のサラリーマンであれば月-金仕事、ゴールデンウィークやお盆が休み、土日も休み、学校の先生であれば生徒と一緒、夏休みや冬休みは週5で出勤ってな感じでイメージが付きやすいかと思いますが、ではガイドっていう仕事、しかもカナダではどんな感じで1年を過ごしているのでしょうか?

この1年の過ごし方はガイドの資格によっても変わります。私の場合は夏はハイキング/バックパッキング、冬はスキーガイドをしております。これがアルパインガイドだととか、夏の資格しかない人とかは全く別の流れになりますので、あしからず。

ということで秋山の1年の過ごし方

冬シーズン
11月 サンシャインビレッジでのスキーパトロール
→ 05-06シーズンからスキーパトロールをしていますが、現在はパートタイム要員です。
シーズン頭のスタッフトレーニング、コースセットアップを手伝います。サンシャインは北米でも一番最初に開くスキー場ですので、10月末から仕事はあります。
 動画: パトロールの研修風景

12月 各会社のシーズン頭の研修 + ロッジステイでのガイディング
→ 雪が十分山に溜まるこの頃は、各会社のスタッフ研修があります。最近は参加するのはチャッタークリークのみ。昔はいろんな会社で働いていたので、3社分のトレーニングに参加したこともありました。

12月中旬からは、キャットスキーでのガイディングか、日本から来たお客さんをヘリで入るスキーロッジにご案内なんかもしています。最近は年末年始はお客さんとロッジで過ごすことが多いですね。

動画: チャッターでの研修風景
動画: 日本のお客様とのバックカントリーロッジでの年越し

1月 カナダ人を連れて日本でのバックカントリーガイド
→ 以前のブログでも書きましたが、日本の雪は全世界から注目を集めております。カナダでガイドをしていると、日本に行きたい人にたくさん出会いますので、グループを集めて日本でガイドするわけですね。

動画: 日本の旭岳の様子

2月-3月 チャッタークリークでのキャットスキーガイディング
→ これがメインの仕事なので、2週間入って1週間休み。こんなスケジュールで2ヶ月過ごします。14日間連続で滑るのでぶっちゃけ疲れます。

動画: チャッターでのガイディングの様子

4月 氷河スキー縦走のガイディング
→ 標高が高い氷河帯でのバックカントリーは寒さが緩み、日照時間が大幅に伸びた4月がプライムタイム。日本からのお客様がいらっしゃることが多いので、4月は縦走月間!

ガイディングの様子はこちらから
ボウヨーホートラバース

5月 サンシャインビレッジでのスキーパトロール業務
→ 標高2700-2100mに位置するサンシャインビレッジではシーズンが長いっす。フルで7ヶ月。といことでガイディングが終わってもまだスキー場は空いているので、スキー場に戻って仕事をします。これが6月末まで。

6月 バケーション!
→ 6月をこちらではショルダーシーズン(肩のシーズン)と言います。スキーはできないけどハイキングには雪が多すぎる、ってことでお客様もあまり来ないので、この時期に一気にリフレッシュタイムです。
個人的には、昔はこのシーズンに自分の山行に行ったり、かみさんと二人でバックパッキングなんて行っていましたが、子供ができてからは山でないビーチ(ハワイやメキシコなど)に出かけて、ダラダラします。

ぶっちゃっけ、頭と体をフルで活用する冬が終わると、精神ともに疲れるんですよね。なんでリラックス。

えっ今年はどこに行くのかって? 今の今、ハワイでくつろいでおりまーす! アロハ~www

6月下旬にはハイキングシーズンが始まります。

動画: バーケーションの様子

夏シーズン
7-9月 ハイキング/バックパッキングガイディング
→ ロッキーの夏はマジで短いっす。この3ヶ月で集中して働かなくてはいけないので、通常7月は20連勤以上が普通ですね。

ハイキングシーズンも大好きな季節の一つ


10月 少しハイキング + バケーション
→ 1週目でロッキーのハイキングは終了し、通常日本での営業周りをしています。子供がいなかった時代は、かみさんと二人でカナダ以外の場所によく旅行をしていました。

こんな感じでスライドショーして営業しています

上記11月に戻る

冬も夏もシーズン中は結構連チャンで働きます。今年の例で言えば、1月13日に2週間のガイディングを終え夜帰宅、1月14日に日本へ、1月16日からガイディング、3週間ガイディングしたあと、2月13日にカナダから日本へ、2月15日から2週間のキャットスキーガイディング。とか、夏だと7月は休みが1日しかないとか、そんな感じで働けるときに働くしかないのが、我々の業界の定め。それが辛いと思う人はガイドに向いていないですし、ガイドにもなれないでしょうね。皆こんなもんか、それ以上に忙しいです。肉体的なタフさはそもそもみんなある程度はあると思いますが、それ以上に精神的にタフなのがガイドさんでしょうね。

その代わり、6月と10月はガッツリ休むことができます。3週間の休みとかはザラです。私の場合は自分で会社やっているので、会計業務とかホームページテコ入れとか、営業活動とかがあるので、実際にはそこまでは休めないのですが、ガイディングをしない期間も結構あるわけです。

ガイドの仕事は山の中にいることができて、楽しいことが多いので素晴らしい職業です。しかも休みもまとまってとれるので、自分の山行に当てたり、家族サービスをしたり。まとめて働くことが、体力的、精神的に可能な人であれば、ガイドを目指すのもいいかも?ですね。

ということで、これがカナダでの冬、夏資格を持っている人間の1年でした。
日本のガイドさんはどんな1年を過ごしているでしょうか? 興味ありますね。