チーム「Link∞UP」は日本と北米の‘愉快で有益な’「マウンテンライフ」情報を日本と英語圏において共有をすること。 その生活を‘一生懸命楽しんでいる人達’のコネクション強化を図ることを目的に活動しています。 日本や北米でのマウンテンライフについて情報の欲しい方や私達に興味のある方はお気軽にご連絡下さい。

ラベル Yuji Akiyama の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル Yuji Akiyama の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2019年10月15日火曜日

Vol194. 日本滞在中に剱岳

お決まりのプレート!
台風一過の東京から秋山がVol194をお届け致します。
東京!?そうです、カナダの夏のガイディングを終えて、実は日本に帰省中です。
帰省中に過去最大級の台風が直撃なんてなんてタイミングでしょう。しかもこの3連休でうんてい好きの娘のために、長野で行われるうんてい大会に出場する予定だったのですが、もちろんそんな予定はキャンセル。でも台風が来る直前に強行軍で剱岳に行ってきました。

感想は、やっぱり山に囲まれたカナダに住んでいる自分は本当に幸せな環境なんだな、そしてその状況を少しでも長く持続させることができるように、頑張ろう!って思いましたね。もちろん剱岳は素晴らしいですし、景色も最高なんですが、東京からだとやはり遠いし、お金も結構かかりました。山小屋クローズ直前だったので、登山道に人も少なく山小山も個室にしてもらえましたが、真夏だと人にあふれているようですし。

ということで、今回は東京からの剱岳1泊2日旅行をレポートしたいと思います。

人数 : 2名(かみさんと私)
日程 : 10月8日-10日
行程 :
10月8日
22:30東京駅から深夜バスで富山へ
10月9日
5:40 富山駅着 - 6:03電鉄富山で立山へ - 7:20立山着 - 8:00 ケーブルカー、バスを乗り継いで室堂着が9:20で登山開始。
11:30 剣山荘着から剱岳登山、17:00帰着
10月10日
6:10 剣山荘発 - 9:00 室堂着 - 12:00扇沢から長野へ - 14:20新幹線で東京に帰宅
費用 : 合計 78,960 (プラス昼食や行動食、小屋でのビール代)
高速バス 5,500x2=11,000
電鉄富山 1,110x2 =2,220
アルペンルート 8,430x2 =16,860
剣山荘 11,000x2=22,000
ヘルメットレンタル 500x2=1,000
アルピコバス 4,600x2=9,200
北陸新幹線 8,340x2 = 16,680

東京に帰省中で自分の車もないので選択肢は新幹線か夜行バス。時間を有効に使うには夜行バスっしょ!ってことで、夜行バスを楽天トラベルで予約。3席シートで快適に富山まで7時間の旅を楽しみました。早朝に富山駅に到着した我々は近くのローソンで昼食や行動食を購入、立山まで電車で移動し、立山黒部アルペンルートで室堂に入りました。この日は快晴なので、アルペンルートは結構混んでいましたね。チケットを電鉄富山駅で買えると楽だったのですが早朝のためクローズ、ネットで購入できるみたいなので次はネットを使用します。ここで30分以上ロスしました。

室堂からはさくさく登って剣御前小屋を経由して剣山荘へ降り。でも10月とは思えない気温で暑かったー。あくる日は天気が微妙だったのでこの日に一気に登っちゃおうということで、剣山荘にチェックイン後にヘルメットをレンタルしてLet's Go。往復4時間でいけるかな?って思っていましたが5時間かかっちゃいました。まー普段登っていないカミさんには大変な行程だったので、5時間でも早いほうでしょう。
この時間から登るのは一般的ではないので、すれ違うオジサマ方からいろいろなアドバイスを受けました(笑)が、午後の天気も安定していて、上部からの落石さえ気にしておけば、朝渋滞の中を登るよりよっぽど安全な気もしました。そもそも登っている人の多くはヘルメットもしていないですし、セルフも取っていないのでワンミス=死、すごい場所を日本の登山者は登っていると思いました。

宿泊した剣山荘はシーズン終了直前だったので、我々2人の個室にしてくれましたし、ご飯も美味しく最高の滞在でした。シャワーなどはもう使用できなくなっていましたが、ハイシーズンはシャワーも使えるようですしね。しかもサッカー日本代表のW杯予選の試合を消灯の8時半まで見られたのも嬉しかったです。山で日本代表!

翌朝は朝から雨。昨日登っておいて本当に良かったです。素直にそのまま室堂に向かって扇沢側に下山、バスと新幹線で東京に戻りました。戻ったら17時前だったので立山などに寄り道しなくてむしろ良かったです。

ということで、帰省中に日本の山にも行くことができて大満足。
毎年どこかに行きたいですね。

そろそろカナダに帰国、向こうはガッツリ雪が積もっているようですので早速スキー開始です!

3列シートでレッツゴー!
ぐっすり寝れて富山駅から立山へ
観光シーズンだけにここが混んでいた!
それでも無事に室堂着
いよいよ登山開始です
早速きれいなみくりが池
紅葉は折返しはしていましたが、まだまだ綺麗
急登、日差しの中問題なくコルに
ここからは剱岳が綺麗に見えます
意外に近いし天気が良いので、今日行っちゃいましょう!
暗部から1時間弱で剣山荘に
この橋を渡るといよいよ鎖場の連続
ビアフェラータ的な部分
高度感!
岩場が続くが足場はしっかりしている
カニのタテバイ、セフルなしでみなガシガシ登っています
萩の月?的な展望地
萩の月はまんじゅうだな
くだりのハシゴも慎重に
夕食は17時から
豪華なディナー、いただきます!
ワンカップ剱岳で乾杯!
既に酔っている?
最終日は雨。
昨日登っておいてよかったです
大観峰下の大紅葉。めっちゃ綺麗でした
黒部ダムを観光して、今回の旅はフィニッシュ!
かみさんも、お疲れさまでした!!

2019年8月26日月曜日

Vol187. ロッジングの最高峰!? パセールロッジ紹介

素晴らしい高山帯のハイキング
皆様こんにちわ、さむ~いけど山火事がないのでOK?のロッキーから秋山がブログをお届けいたします。
前述のとおり、去年は過去2番目に一昨年は過去最悪だった山火事から一点、雨が多く気温もあまり上がらないロッキーですが、ハイキング的に花も長く咲いており、一応晴れ間も結構あるので、良いシーズンと言えるのではと思っております。

そんなコンディションの中、忙しくハイキングガイディングをやっているわけですが、今回はロッジングの中でもおすすめのロッジ、パセールロッジを紹介いたします。

このロッジングですが、まずは”ロッジング”とはなんぞや?
日本的に言うと山小屋泊の山行です。ただロッジ=山小屋では無く、大きく形態が違っておりまして、ロッジの定員は多くて30名。少ないところは18名ってところもあります。
その少ない定員のロッジに宿泊しながら、付近をハイキングする、これがロッジングなわけです。

このロッジへの入山方法は2種類、ヘリ入山か徒歩入山に別れます。

徒歩入山での有名どころは、スコーキロッジやシャドーレイクロッジ。
ヘリ入山では、アシニボインロッジ、ミスタヤロッジ、そして今回紹介するパセールロッジなどがあるわけです。
ヘリで入山のパセールロッジ

これ以外にも無数にロッジはあり、それぞれ特徴を持って営業しているので、自分の好きな形態のロッジを見つけることも楽しみの一つですね。
ブリティッシュコロンビア州ロッジ協会のホームページも要チェックです。
BC州ロッジ協会

さて、パセールロッジですが下記のようなスペックです。

ロッジ外観
場所 : BC州パセール山脈、標高2150m
アクセス : 基本ヘリ入山(四駆車がボロボロになっても良くて、道を知っていて、業務用無線があって、渡渉がOKなら徒歩も可能)
ロッジ : 3階建て
設備 : 室内シャワー、トイレ、2-3名の個室、3コースディナー、屋外サウナ

きれいな寝室
木のない高山帯に位置するロッジ
標高2150mの高山帯

大きなリビングルーム
そうです。このロッジかなり豪華です。2000年台頭に建設されましたが、建設当時トップをダントツに行く設備を備え、その後もメンテナンスをしっかりしているので、未だにきれいなロッジをキープしてくれています。ありがたやー。

夏はハイキング、冬は山スキーをロッジを起点に楽しみますが、標高2100mを超える標高に立っているので景色は抜群。国立公園との境はすぐそこにあり、谷を隔てて向こう側には、北米50の美しいクライミングルートにも選ばれているMt.Sir Donaldが目の前に見えるので、切り立った山のかっこ良い勇姿を見ることができるのです。
高山帯にある花がきれいなことでも有名なので、お花好きもゆっくりとメドウハイキングを楽しむことができます。

Mt.Sir Donaldの勇姿

今年はガイドで3回、先週は家族も招待させていただき、計4回もこのロッジを訪れることができて、本当に幸せでした。もしこのようなロッジで贅沢な時間を過ごしたいと思った方は、ぜひ日本と違う形態の山小屋山行を計画してみてください。

8月ももう後半、9月に入るとロッキーは一気に冬に近づいていきます。
今年の冬も既に楽しみですが、短い秋も存分に楽しみたい次第です。

では、またー

朝食ビュッフェ、豪華!
氷河の山を見ながらのハイキング
ハチドリも遊びに来ます
ある日の夕食
花に囲まれながら写真撮影
アネモネ(イチリンソウ)が種をつけ始めました
花が付いているときのアネモネ
ロッジ宿泊者しか訪れない場所なので、登山道がない場所も
こんな景色を眺めて1日歩きます
高山帯にのみ咲くハゼリソウの仲間Scorpion Weed
ワインのセレクションも豊富です
日暮れハイク

2019年7月17日水曜日

Vol.181 ビアフェラータという遊び

命綱があるので安心,ビアフェラータ
皆さんこんにちは、Vol.180はヘリで入山するバックカントリーロッジでガイディング中の秋山がお届けします。

早速ですが、ビアフェラータってみなさまご存知ですか?
どうやらイタリア語らしいですが、英語圏でもVia Ferrataと呼びます。Via Ferrata、Viaが鉄、Ferrataが道ということで、鉄の道ってことになりますが、やっぱりなんのこっちゃ??

ざっくりですが説明すると、岩壁に鉄の足場やハシゴ、ロープ、橋が打ち込んであり、それを足場にしながら登ると同時に、落ちても良いようにルートの脇に整備されている鉄のワイヤーに、自分のハーネスに接続されている命綱をかけながら、山を登っていく遊び。です。わかりにくいですね。

クライミング要素がありながら鉄の手がかりを使って登る、これがビアフェラータ
アスレチックの大人版ですね
つまり、クライミング的な道具を使うけど、基本ハシゴのようなものを使って山を登っていくってことです。山の技術がなくても高所に耐えられる度胸と腕力があれば、クライマー気分を味わえるんですね。んーお得!!

岩壁をハシゴで登る
高度感!!

ビアフェラータの歴史等々に興味があるかたは個々にググって頂きたいですが、今回のブログでは、ロッキーでできるビアフェラータを紹介したいと思います。

1. バンフの町から無料シャトルもあるマウント・ノーケイスキー場
 お金を払ってガイド付きビアフェラータツアーを安全に楽しむにはここがオススメです。
車がなくても問題ないですし、ハーネス、命綱はもちろん、ハイキングシューズまで貸してもらえちゃいます。しかも週5日は日本人ガイドさんが働いているので、言葉も安心!

詳細はホームページをご覧いただきたいですが、選べるコースとしては、
2.5時間コース(169ドル)
4時間コース(219ドル)
6時間コース(349ドル)
とあります。ブリーフィングを含めての時間なので2.5時間コースは少し物足りないかも。
私のおすすめは少しお高いですが、6時間ガッツリコースです。しかもこのコースだけツアー終了後にチーズやサラミのおつまみとビール付きのコースです!

バンフの街を見下ろせるのも魅力
日本人のガイドさんで日本人だけのツアーもしてもらいました
6時間コースのあとのアプレ
下記2.3番のルートはボランティが整備した自己責任コースです。
ビアフェラータがなんたるか、を分かっていない人は行かない、もしくは理解している人と行きましょう!
また、入口の看板にもありますが、メンテナンスの為の募金をホームページから受け付けているようです。使用する人は寄付をお願いします。

2. アブラハムレイクを見下ろす簡単コース
The Fox
標高差は180m、経験者なら1.5時間で抜けれます。マックスでも3時間ほど。
入門編には最適、そして大展望コースです。

The Foxの入り口
デイビッド・トンプソン・ハイウェイにあるアブラハムレイクを見下ろす

3. アブラハムレイク付近の上級コース
From Nordegg with Love
上記2のコースからクロッシング方面に5分ほど戻った場所から始まります。The Foxより断然難しく、高度感も半端ないです。オススメはまず午前中The Foxを試してから、午後From Nordegg with Loveに取り掛かりましょう。

From Nordegg with Loveの入り口
こちらのコースからアブラハムレイクは遠くにしか見られないけど、きれいな谷を鳥瞰
斜度がきついのがこのコース

この他バクーバーから近いスコーミッシュにもありますし、バンフから2時間の町ゴールデンのキッキングホーススキー場にも整備されています。

ロッキーの旅の際、クライミングの休息日に、ハイキング以上のスリルを求めたい場合など、是非ビアフェラータも検討してみてください!!

ケーブルを持って登ってもOK
手すりがあるのではしごを登る感覚
高度感はあるが安心に楽しめるのがビアフェラータ
ノーケイスキー場には吊り橋もある