チーム「Link∞UP」は日本と北米の‘愉快で有益な’「マウンテンライフ」情報を日本と英語圏において共有をすること。 その生活を‘一生懸命楽しんでいる人達’のコネクション強化を図ることを目的に活動しています。 日本や北米でのマウンテンライフについて情報の欲しい方や私達に興味のある方はお気軽にご連絡下さい。

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2019年7月29日月曜日

Vol.182 遅いシーズンイン

どうも、ボブです。
7月も残る数日となり、気付けば8月。
昨年は9月に雪が降って寒くなったのでつまりあと1か月ちょいで
夏が終わろうとしています。ロッキーの夏短いっすねー
ってことでやっとクライミングシーズンインしてきました。遅っ!

というのも3月の頭に肩が痛み、仕事で包丁を使う際にも不安定な感じがあったので、病院で診てもらったところ "supraspinatus tendon(棘上筋)"が部分的に切れている事が分かりました。どうやって切れたのかも、どこの健なのかも、いまいち分かりませんが、完全に切れると手術が必要でその手前で分かったのでラッキー!という事でしばらくクライミングをお休みしておりました。

 その間、もんもんと過ごしていたわけではなく、移民の為に必要な英語のテスト勉強などもあり逆にいいタイミングでした。また体力トレーニングも兼ねたマウンテンバイクは肩的に大丈夫だったで休日はいろんなところに走りにいきました。クライミングだけでなく色んな事が身近に出来るこの環境は最高だと改めて思いました。
Golden の街にある標高差1000mのバイクコースの頂上からの眺め。
思い返せば、学生の頃から自転車は好きでダウンヒルコースとか走ってみたいなぁとネットで見た事がありましたが九州にはたぶん無かった記憶ととにかくチャリが高すぎて手が出せなかった記憶があります。大人になって気付いたらカナダに来て、気付いたらまたバイクにハマってしまうなんて思いもしませんでした。

 そして、英語のテストも無事にパス出来て、肩周りの強化も出来て来たのでクライミングを再開した次第です。(あと先週親知らずを三本抜きました。)
色々と整理出来たので気持ちよくクライミング再開がてらYamunaska の頂上にダイレクトに抜けるマルチピッチルート、その名も"Super direct (5.10d/5.11a,340m,9P)"に行ってきました。
14時までは暑かった。。
核心はSustainなフェイスクライミングで、そこはボルトですが、後半の2ピッチで出てくる脆そうなハングをトラッドで乗り越えて行くところはなかなか痺れました。
左は摂理の少ない傾斜の緩いフェイス。右は摂理のあるハングからのOffwidth。
正解は右で、右を超えて行きましたが、弱点とも強点とも甲乙つけがたいライン取りだと感じました。摂理があるなら摂理に従うのは基本でしょうか。
全体的にはヤムナスカスタンダードより少し上を行く脆さですが、何よりピークに直接抜けるライン取り、フェース・スラブ・クラックと多彩な内容を加味して星三つは納得でした。
最後はYamunaskaの頂上にトップアウト。
夏のバガブーを考えてる方はカルガリーで降り立ち、空の旅で凝り固まった身体をリフレッシュするのにいかがでしょう。ただし、ここでは脆さ故に悲しい事故が毎年起きています。先週も友人がホールドの欠損でフォールし、足首を骨折しました。

 僕も昔ルートを外れて登ってしまいダークサイドに侵入。アンダーのガバホールドをもってムーブを起こそうとしたら見事に外れ、カムが三つ飛んで10m近く落ちた事があります。幸運な事にビレー点がボルトだった事と落ちた際にレッジに当たらなかったので軽い擦り傷で済みました。

ポイントはホールドの選択肢が二つあるなら二つ使う、マッチは出来るだけ避ける。
ホールドをしっかり観察し、耳を傾け、壁から剥がさないようにそっと押し付けながら登る事でしょうか。

Yamunaska, CMC Wall / Direttissima Sector, Super Direct ★★★ 是非~!
トポもネット上に公開されているのでリンク貼っておきます。

以上、ボブでした。



2019年2月16日土曜日

Vol.161 日本滞在記 帰省前にぶらり野沢・白馬編

どうも、ボブです。
二週間程日本に帰っており、昨夜カナダへ帰ってきました。
今回の日本帰国のメインは昨年亡くなった祖母の法事で実家の熊本に帰る為
ですが、冬の日本に帰るのに日本の雪を堪能しないのはスキーヤーとしてどうなのか?
ってことで、熊本に帰る前に10日程日本の雪を堪能してきました。

◇野沢編
長いフライトの末、羽田空港に夕方到着し、夜行バスで長野へ。
目が覚めると長野、そこから電車を乗り継ぎ、野沢へ到着。
(早めに予約すると野沢への直行バスがあったのですが、今回は間に合わずでした。)
何となくあった情報を頼りに手探りで滑ろうと考えてましたが、ゴンドラを上がると偶然にも知り合いに遭遇。前日までは悪天だった模様でこの日は快晴!
前日までに降った雪を最高の天気の元、運よく穴場を案内して頂きいい雪を堪能できました。ありがとう、ごちそうさまです。

和樹君、ありがとう!
夜は予約なしでは入れないという ジンギスカン屋 萬里へ。
予約は無かったものの、ここも運良く入ることができ、いい肉を堪能できました。
いい雪からのビール、焼き肉、たまりません。

・次の日
前夜の降雪は無く、食べ残しを求めてスキー場トップから少しハイクして入るエリアへ。10分程のハイクで行ける場所なのですが、まさかのノートラック。気持ちよく3本回して、ゲレンデに戻り、パノラマハウスぶなにてカレーを食べて気持ち良く下山。

ビーフカレー温玉乗せ。パルメザンチーズと野沢菜を添えて


前日の滑り込みでバキバキになった身体を野沢名物の激熱温泉 中尾の湯 にて筋肉をほぐしに行く作戦。この温泉、賽銭箱へ小銭を入れて入湯するシステム。中には熱い湯とぬるい湯と二つの浴槽があるのですが、ぬるい湯ですらかなり暑く、身体全体が真っ赤になりました。
http://www.asahi-net.or.jp/~ue3t-cb/spa/nozawa_nakao/nozawa_nakao.htm


雄太さん、ありがとうございました。
・3日目
昼から移動なので半日だけ。前夜の降雪は20cm程ある感じで、営業前からゴンドラ乗り場には行列が。それでも白馬程の行列が無いのが良いところ。
それでもゲレンデ内は一気に食べつくされるので、うまく食べ残しを拾いつつ、気持ちよく下山しました。

◇白馬エリア編
・松本へ移動しレンタカーゲット
今回は ガッツレンタカー にて四駆スタッドレス付きの軽を借りました。
ここ、距離の制限(一週間で1000km?)がありますが、一週間15,800円で借りる事が出来ます。あまり距離を乗らない場合は十分では無いでしょうか。
2人+荷物だとギリギリオッケーなサイズ感でしたが、普通車の四駆でも20,000円くらいだったので、こちらが良いでしょう。
ちなみに長野にも店舗があるので東京から長野へ移動し、車を借りるのが各エリアへのアクセスも良く、各地からのアクセスもスムーズで良いと思いました。
次回はそうします。

・一日目は小谷へ
この日からはツアリングメインで、お馴染みの兼岩プロ、一家に一台ガリンコ号こと清家氏、初めましてのスノーボーダーでドローン撮影家のFujita氏と合流。天気も良く、賑やかな一日になりそうです。
この日のプランは栂池トップから裏ヒヨを落とし、登り返して大崩落という大堂コース。
栂池スキー場トップにあがると既に多くのグループがいて、ノートラックを求める我々は少し焦。裏ヒヨに到着するとほぼほぼフレッシュな感じで、朝から気持ちよく一本。

 日本らしい和ませてくれるアプローチ

ボトムに降りるとガスも抜け、最高の天気に。週末という事もありボトムにはたくさんの人、人、人。トラックの数に対して人数が合わないと思って振り返ると


滑るラインは無数にありました。木々も程よく素晴らしい場所ですね。下で話をしていると大崩落には10数名のグループ+ガイドのグループも入ってるとの事。これは間違いなくずったずたでしょうと思い、プランBで大崩落から少し登り、一つ隣の沢から落として下の沢に合流するプランに切り替えることに。

ノートラックのハイクに思わずヒャッホー入る清家氏

天気も良く、足取りも軽く、目的の台地に到着するもあたりは藪。傾斜の強まるポイントまで行くも藪。もう少し進めば何かあるのでは、、と思いきや藪。傾斜は緩いが割とオープンで割と雪も良さげ、、ってことで落として見るも、雪はパックしてて、下部に行くほど藪がち。さらには下部の情報は無く、これはドハマり残業コースになってしまうってことで、さくっと登り返し、来た道を大崩落へ戻り、滑って帰る作戦に変更。

ずったずただろうなと思われた大崩落はまだまだノートラックがあるではありませんか。
あの情報はなんだったのだろうか。。

溜まった毒を吐き出す兼岩プロ
気持ちよく滑り、ボブスレーをこなし、何とか日が沈む前に下山できました。
鵯峰から山の神を越えて往路を戻り、大崩落を滑る。と紆余曲折ありましたが、なんだかんだいい一日になりました。
下山後は来夢来人でから揚げ+生姜焼き定食(ごはん大盛り、から揚げ2個増し)

・二日目は一難場山
鳴海氏も合流し、久しぶりの再会で盛り上がり前日は遅くまで宴会したものの4時に起床し、5時に集合。二日酔いもありましたが天気は午後まで持ってくれるか分からないので、6時にハイク開始。多くは書きませんが、人気も無く、愉快な仲間といい雪と変化に富んだ地形と疎林を堪能しました。またどこかで遊びましょう!
ブナの森に癒される。これぞ日本。

森の中に程よくオープン。
なまらこしる会+いずみ

書き疲れたので白馬後半編はまた次回。。















2018年10月22日月曜日

Vol.146 秋を求めて

どうもボブです。
今年のロッキーは秋を飛び越し冬入りした説がありました。
9月になった途端冷え込みが強まり、天気も不安定で山は冬の様相。
10月頭には街中で10-30cmの積雪もあり、見渡す山々には氷も垂れ始め
早速アイスクライミングにスキーにと行ってまいりました。

滑る為には修行が必要です。

そんな中普段は凍らない場所が凍りかけている!これはチャンスだと意気込んでましたが
このところの陽気で溶けてしまってるじゃないですか。。少し意気消沈してましたが
嫌でも冬は来るんだし、気を取り直して秋を楽しもうと言うことで、この休日は冬の間お世話になった友人を訪ね、Revelstoke へ行ってきました。

冬はskiで有名ですが、やはり下り好き夏も下りたいのかMountain bikeも盛ん。
この時期のRevelstoke は冬の賑わいは無いものの、秋も素晴らしい場所でした。
(ちなみに、夏は虫で賑わうそうです。笑)

着いた初日はBike
昼過ぎに到着し、友人の案内の元、Bolder Mountainという場所へ。
初心者から上級者まで楽しめるコースが設定されており、初心者でも楽しめるコースを案内して貰いました。不思議な事にかなり整備されたコースで、聞くとTrail Builderという専門の方々がコースを作っているとの事。ボランティアもありますが、Trail Buildingという仕事があり、コース整備にあたっているそうです。
・Trail Buildingとは、、Day in the life of a Trail Builder(動画リンク)

この小さな町でもコースの数は163本、計290kmものコースがあります。
trailforks.com(各地のコース情報について)

基本的に登りは林道を登るので快適、下りは下り専用のコースなので下に人がいる心配も無く走りに集中できて、かつコースが楽しい!登っては下り、登っては下り、3ラップするといい時間になったので終わりました。

二日目はクライミング
 この日はクライミング初めて友人を含めてクライミング。Big mountain skierで、あり得ない場所を滑り、飛びまくっている友人ですが、実は高所恐怖症!笑
オフシーズンのトレーニングにもクライミングはやってみたいんだよね~!との事だったので、やっぱり最初は気持ちの良いマルチでしょう!と、向かったのは≪Pirates of the Underworld 5.10b,3P≫ というルート。湖岸の壁をラッペルして取り付き、3ピッチ登るという内容。とにかくロケーションが最高だから楽しい事間違いなし!と半ば強引に連れて行きました。

聞くとラッペルも初めてだそうで、まずはラッペルの仕方からレクチャー。
ラッペルしたら登って帰らないと行けないプレッシャーがあるので慎重に登るラインを確認しながら初心者でも行けるかどうかを確認しながら降りていきます。
ラッペルにも慣れて来た頃無事に湖面から少し上に作られた木製の足場に到着し、クライミングは始まります。ラッペルの緊張と高度間から解放された友人に笑顔が戻ります。
さぁて1P目、ん?何か悪い、欠けそう、、そんな印象を受けつつアンカーへ。友人は奮闘しつつも無事にアンカーへ到着。
2P目、出だしから気持ち悪いトラバースからのコーナーをステミングを交えて登る。大丈夫かな、、と不安でしたがかなり奮闘しつつアンカーに到着。予想より大分時間がかかり、すぐに終わると思っていた為行動食も無くお腹が空いた友人は少し苛立っています。笑
ガイドブック的にも、見た目的にも次のピッチは快適そうだったので、「次は快適なんで安心して下さいね。笑」となだめ、最後のピッチを急ぎます。
出だしから階段状で快適快適、大きなリッジがあり残り5m程。しかしその5mが悪い。
無事に終了点に到着し、セカンドビレー。レッジまではぶつぶついいつつもスムーズに到着。さぁ最後の5m。出だしのホールドが遠く、疲れもあり、いいとこに届かない。友人のフラストレーションも最高潮!笑 お助け紐を使って登り、残り1m。アンダーのホールドを使い、体を上げ、最後のマントルを返して無事に終了点へ。

登り終えた友人の感想「やっぱりクライミングはいいかな。」
お付き合い頂きありがとうございました。笑


部分的に岩が脆く、内容的にもいいルートとは言えませんが、ロケーションはとにかく最高で、それもあってか割と近くのレッジではカップルが発情していました。笑

佐々木家の皆さん、2日間ありがとうございました。
また冬に遊びましょう!

以上、ボブでした。





2018年10月1日月曜日

Back number Vol. 132 Climbing Trip in Japan

This story was written by Bob.
Translated by Yumiko Mori

Recently I got a chance to go back to Japan and spent a month.

Not being in Japan during the last three summers made me to be oblivious of how humid and hot it is during this season... Yet I am already in Japan and decided to get the most out of this opportunity...So I tried to squeeze climbing time in between and catching up with friends and indulging myself with Japanese food.

Aichi Pref Toyota city Hourai
Type ::Tuff
Access:https://www.climbing-net.com/iwaba_detail/%E9%B3%B3%E6%9D%A5/
Can be very busy during the weekedns but on weekdays you might be the only one in this area.
Avoid sunnyside but some routes in the shades provide you comfortable climbing.
I will talk about one of the signature routes called "THC" of this area at another time.

Gifu Pref Ena city Mt. Kasagi
Type:Tuff
Access:https://www.climbing-net.com/iwaba_detail/%E7%AC%A0%E7%BD%AE%E5%B1%B1/
This area also consists of tuff but also has a little hint of granite. Personally I like this area and various holds on the routes challenge you with unique moves to complete the projects.
This place was close to my place before I left Japan so all the memories came back and quite enjoyed my progress and time of reflection.
This area is higher in altitude than other climbing areas so gives you nice soothing breeze.


Yamaguchi Pref  Kameyama South
Type:Similar to Granite
Access:https://www.climbing-net.com/iwaba_detail/%E9%99%B6%E3%83%B6%E5%B2%B3/
The climbing area arround Tougatake is well known among the locals for many years. This area offered about 50 routes which was surprisingly large number in consideration of its small size.  However after the incidents of someone created holds along the most existing routes, it lost popularity.

This time my friend took me to the lead route in the southmost area of the Kameyama.

Technically this area is known for winter rock climbing so you can definitely enjoy slippery, humid and sweaty climing in the morning like I did. But luckily we were able to  continue to climb in the shades in the afternoon with much more better conditions.

Somehow this area reminded me of Kasagi (Gifu Pre) See the info above and became one of my favorite areas.
Near this place there are bouldering areas established by popular Japanese climber like Kazumasa Yoshida so it definitely worths to check out. On my way home we made a trip to the nearby hotsprings and 300g Steak.




Hokkaido Niseko 

Although we really wanted to go climbing, it was continuouslly raining all the time.
So we decided to visit the local families private climbing garage. To be honest, even though it was just for the family use but the quality was exceptional!!!!

Gozenmae Saitama
Type:Limestones
Access(#32):http://www.asahi-net.or.jp/~ca7s-kbys/area2/okumusashi1.html

It's the same type of the rocks as the Rockies in Canada but the unique formation of the rocks allowed us to enjoy diffrent kind of holds. This area is also for the winter rock climbing but depends on the area and weather we can still get to enjoy.
Note: This area has been closed for 30 years and recently reopened so please make sure to follow the rules below.
①Registration form(500yen、Need to fill out the years of experience and max grade)
②Don't forget to purchase 500yen drink as a way to pay parking fee

Yamanashi Pref   Mizugaki   Kamesari Creek
Type:Granite
Access:https://www.climbing-net.com/iwaba_detail/%E7%91%9E%E7%89%86%E5%B1%B1/

Even though all the drinking and eating while meeting up with my old friends made my body feel as heavy as an iron, but the quality time spent with friends definitely worth the feeling.


Main purpose of the visit to Japan for this time wasn't for the climbing but ended up getting to visit new or old places and tried various routes in Japan. Overall it was full of climbing during my stay.

2016 Mt.Waddington
   Enjoy Summer!!

2018年9月7日金曜日

Vol.139 冬が始まる前に

どうも、ボブです。
豪雨による洪水、台風、からの地震。
災害だらけの日本で被害に会った友人もいますが、幸いにもみんな無事であったことに安堵しています。関西地方を襲った台風の映像を見ましたが、映画の世界のようで、人が考えた事は現実になり得ると思いました。
どこも復興が間に合ってないと思いますが、早くいつもの生活が戻ることを祈ります。

カナダも今年は昨年に続き山火事による煙が酷く、ロッキーの空は煙に包まれ、周りの山々も煙に隠れてしまい。キャンモアの街は山に囲まれているのを忘れていました。
喉の痛みや咳込む人も増えた気がするので、深刻な被害が出る前に、来年は起きない事を祈りたいですね。

banff fire
ネットから拝借。BC州では今年600ヶ所以上で山火事が起きていた。

7月に二本から戻ってきてからの短い夏、繁忙期のレストランでひたすら寿司を巻いておりました。いかん、夏が終わる。寿司を巻きにカナダ来たんじゃぁない、クライミングをしに来たのだ。


職場の同僚となったエージロー

今年は一つリベンジしときたいルートがあり計画しましたがピンポイントで悪天に捕まり計画倒れとなりました。
そのプランBとして、Yamunaskaの"Yamabushi 5.12d/13a"にトライしてきました。
このルートの核心は5.12d/13aで、他に5.12b,5.12b,5.12b/c,5.12b/c,とハードなピッチが続く計8ピッチ(300m)のマルチピッチで、Will Gaddを中心とした複数のメンバーにより6年?かけグランドアップによって開かれました。
トラッドで行ける程の十分な摂理の無い脆い壁をグランドアップで開拓した彼らのメンタルは凄まじいなぁと感心します。

大きな凹角の右の壁、強点の中の弱点をつくラインがYamabushi(想像ください)

今シーズンはプロジェクトとしてやり始めた12dが2本登れたので、そろそろこういったルートもいけるだろうと思い取り付いてみました。
結果、上までは抜けていないものの、核心のピッチと後半に連続するハードピッチについても手ごたえを感じる事は出来ました。出来れば今年中にワンプッシュフリーで登りきりたいですが、だいぶ寒くなってきたし、先週は風が強く敗退したし、来春かなぁ。。

下りが楽しいと登りも頑張れるのがMTB

ショルダーシーズンに近づき、温かい南にクライミングトリップに出たいですが今年は行けそうにないので、本格的に冬に入るまでの体力作りもかねてMTBを始めました。
近くには整備されたMTBトレイルがたくさんあるのでこれも素晴らしい環境ですね。
寒さに負けず、楽しみたいと思います。
以上、ボブでした。

2018年7月19日木曜日

Vol.132 日本滞在記

どうも、ボブです。
先週までの一ヶ月程、日本に帰っておりました。
夏の日本を感じるのは3シーズンぶりで、ロッキーには無い
高い湿度と気温にやられてバテマシタ。それでも行ったからには登りたい。。
って事で連日の飲み会の合間を縫って登りに行きました。

まずは愛知県 鳳来
岩質:凝灰岩
アクセス等:https://www.climbing-net.com/iwaba_detail/%E9%B3%B3%E6%9D%A5/
週末は激混みですが、平日だったので貸切り。
日向は無理ですが、日陰の場所は割と快適に登れました。
東海を代表するルートの一本 THCはまた次回に。

次は岐阜県 恵那の笠置山
岩質:凝灰岩
アクセス等:https://www.climbing-net.com/iwaba_detail/%E7%AC%A0%E7%BD%AE%E5%B1%B1/
こちらも凝灰岩ですが鳳来の岩質とは違い少し花崗岩っぽくもある感じで
個人的には好きです。多彩なホールドから出来たルートはムーブも多彩で面白いです。
日本に居た時も家から割と近かったので割と通った場所で懐かしの課題も登ったり癒されました。ここは標高も高いので他より涼しくいいですね。

からの岐阜のドンファンと春日井のドンファン率いる東海支部の方々と
いつもの焼肉屋へ。東海支部のみなさま、いつもありがとうございます!

お次は飛んで山口県 亀山南峰の岩場
岩質:花崗斑岩
アクセス等:https://www.climbing-net.com/iwaba_detail/%E9%99%B6%E3%83%B6%E5%B2%B3/
陶ヶ岳の岩場は山口県のゲレンデとして古くから登られており、小さいながらルート数50本程度のまとまった岩場であったが、90年代中ほどに多くの既成ルートがチッピングされてしまった事件をきっかけに、陶ヶ岳には訪れなくなってしまったそう。
そこで今回は最南峰(亀山)のリードルートに案内して頂きました。
基本的に冬の岩場で、午前中は汗だくヌメヌメクライミングでしたが、夏も午後からは日陰になるので割と登れました。どこか恵那の笠置と岩質が似てて、個人的には好きです。
近くには吉田和正、村谷卓之によって開拓されたボルダーのエリアもあるそうでそこも行ってみたいですね。帰りは温泉からの300gステーキ。岐路のグレードは13cでした。笑


ぼっちさん、案内して頂きありがとうございました!
野村さん、お肉ご馳走様でした!

また飛んで北海道はニセコ!
本当は岩に行きたかったのですが、ずーと雨。
なのでプライベートのクライミングスペースで遊ばせてもらいました。
プライベートだけどめちゃくちゃ素敵なクライミングスペース。
アルバータ州にあるどのジムよりもハイクオリティーでした。
ママさん、パパさん、ありがとうございました!

飛んで埼玉の御前岩へ
岩質:石灰岩
アクセス等(32番):http://www.asahi-net.or.jp/~ca7s-kbys/area2/okumusashi1.html
詳細はロクスノ78号を参照すべし。
ロッキーと同じ石灰岩ですがコルネ等のホールドも発達しているためロッキーとは違った感じでホールドも多彩で面白かったです。こちらも冬の岩場ですが、エリアによって日が陰ると頑張れる感じでした。こちらの岩場は2017年12月に30年の時を経て再び解禁となった岩場であり、利用方法については、、
①入山登録(500円、経験年数や最高グレードの記入欄があります)
②駐車場代として500円のドリンクを買うのをお忘れ無く。

最後は山梨県、瑞牆のカサメリ沢へ
岩質:花崗岩
アクセス等:https://www.climbing-net.com/iwaba_detail/%E7%91%9E%E7%89%86%E5%B1%B1/
詳細はこの本を買うべし:http://www.pump-climbing.com/mizugaki/
連日の飲み会で肥えた身体は鉛のようでしたが、久しぶりに会う友人とのセッションは
楽しく、瑞牆の森には『それでいいのだ』と慰められるようで大変癒されました。


新宮君、写真ありがとう。写真はナイト・ディジー・ダンス
鳴海家のみなさま、埼玉滞在中はありがとうございました!

今回はクライミングがメインの帰国では無かったのですが、合間を縫って日本各地のいろんな岩場の異なる岩質での多彩なクライミングに触れる事が出来て良かったです。

そして何より、温かく迎えてくれて刺激をくれる友人達と家族に感謝の日々でした。
カナダに戻り、2年間の就労ビザをゲット出来たので、再びこちらで生活していきます。
みなさんがカナダに来たら温かく迎えられるよう、お待ちしておりますね。

では最後に、暑中見舞い申し上げます。
2016 Mt.Waddington にて
   Enjoy Summer!!

2018年5月30日水曜日

Vol.125 氷河スキー縦走ギアまとめ

こんにちは、ボブです。
5月も終わりになり、日中のロッキーは20°前後でいい季節になりました。
日も11時近くまで残っているこの季節はとても好きです。

日向は暑過ぎて耐えれない程なので、春も終わり夏が来たことを感じます。
も少しスキーやアルパインも、、と考えましたが、4ヶ月しか無いロッククライミングシーズンに集中しようと切り替えました。てことで今更ながら冬のギアを整理しつつ、先の縦走での気付きもあり、来シーズンの向けてギアの事をまとめておきました。
※火器具・テント・ウェア類はここには載せてません。

写真は氷河スキー縦走準備中のもの(全てでは無いです)

①4FRNT HOJI 179cm(センター112cm)
 時期とコンディションにもよりますが、氷河縦走の場合は滑り慣れた安定感のある板で行って良かったです。この板はフルロッカーで突破力はありますが、極悪のモナカ雪だけは死にそうでした。やはりキャンバーがいいですかね?
 センター100で長いもの(身長+10cm以上)が春のコンディションにはオールラウンドに対応し易く最適だと感じました。

板が良いと滑りも楽しめる。

②Scarpa Maestrale RS
 今シーズンかなり使って、シェル出し調整も何度も施してから行ったのですが、どんなに慣れた靴でも毎日長い距離を歩くと靴擦れするし、当たって痛いところは出てきます。踝でしまるバックルだけ締めると水平歩行時に爪先がかつかつ当たる事は少ない感じがします。1300gと軽く、可動域も大きく、フレックスも130あって満足です。

③Mont-bell ダウンハガー900 #2
 特に首元で閉まる絞りが付いているので呼気蒸れを防ぐために顔を出してても身体は温かくキープできる部分がお気に入りです。⑤のエアマットとの組合せもあり-10℃越えの氷河キャンプでも耐えれました。

④Mont-bell ダウン フットウォーマー
 スキーのインナーブーツを履いたまま履くと更に温かく快適でした。
 ロングスパッツのおかげで雪深い中での伐採作業時も雪が中に入らず作業に集中でき、丸太を34秒で切る事が出来ました。


⑤Mont-bell U.L. コンフォートシステム エアパッド 120
 以前使ってた赤いパッドは厚さ2.5cmですが、これは厚さ7cmあるため背中の冷えはゼロ。吸入口に逆止弁が付いている為パンパンに空気を入れる事ができる為パッド全体が硬くなります。その為腰が沈む事も少なく、更に同シリーズのエア枕とのセットで超快適でした。

⑥テムレス(予備グローブ)
 冬季ベストグローブエバー
 裏起毛付き、外からの濡れも無く、低温効果硬化も無しすることが無いし、そして何より安い。安いので日本でいつも買いだめしてます。カナダではアマゾン経由で$40となってます。
 
⑦ニトリル手袋(予備グローブ、テムレスの下に使用)
 個人差が大きいと思いますが、テムレス単体での使用だと内蒸れして寒いのと裏起毛がへたり易いしすぐに臭くなるとの理由からテムレスを直接ではなくニトリル手袋を付けて使用しています。冬のクライミングの時も使用してますが-20℃くらいまではこの組み合わせで行けてます。

⑧オーバーグローブ
 ペラペラの3-FINGERグローブですが、更に寒いなぁって時や風がある時につけると不思議な程温かいです。これを足すと更に5℃くらい下がっても耐えれる気がします。(自社比)

⑨Hestra 3-FINGER FULL LEATHER
 使い込む程馴染む感じで、丈夫で温かくロープ操作も十分出来るレベルの操作性があります。タフに使ってましたが、さすがに鋸使ってたら破けました。笑

⑩インナーグローブ
 今回の縦走では日中これだけで使用してました。割と温かく、風通しも良いです。スマフォも使えます。すぐ破けそうですが、30日程使って現在まだ破けてません。

⑪ファーストエイド
 先の縦走では靴擦れに悩まされましたが、傷パワーパッドとダクトテープがあって助かりました。あとは捻挫等の痛み止めが大役を果たしていた感じでした。

⑫G3 Alpinist skinとスキンワックス
 Black Diamondに比べてトラクションが落ちますが、急登する必要がなければ十分なトラクションがあります。日当たり良い緩んだ雪では底面に雪付きが激しかったので、スキンワックスは必衰です。Fischer Pro Foil Skinだとそんな事も起きず、グライドも良好そうでスキー縦走には向いているんですかね?

⑬Mammut 6mm-40m
 氷河歩行用に持って行きましたが今回は一度だけの使用で済みました。
 petzl rad lineより少し重たいですが、値段は半分程なので採用!

⑭レスキュー用ギア
 人数や用途の幅で変わりますが、今回はロックビナ2枚、ビナとスリング、4mm*-5mコード2本で行きました。*はメインロープの太さで変わります。

⑮スキークランポン
⑯Petzl Irvis Hybrid (ブーツクランポン)
 今回は持って行きませんでした。フロントは強靭なクロモリで、テールは軽量なアルミ
 爪先の固定もコバ有/無に対応して交換できる為、最高のオールラウンダーでは無いでしょうか。

⑰ハーネス Arcteryx I340
 クライミング用で行きましたが、氷河縦走時は縦走向けのハーネスの方が軽くて使い易くて良さげです。

⑱スノーショベル
 これはこれで軽くていいですが、柄の長さが2段階でショベル面の広いものが使いやすいですね。

⑲プローブ
 今回は長さ260cmのプローブで行きました。

⑳スノーソー
 スノーソーの一番大事な機能を知りました。それは焚火の為に木を切る事。
 上の写真に載せているものは別ですが、先の縦走では裕司さんの日本の鋸(Silky ゴム太郎)が軽くて木も良く切れて最強でした。実際問題、レスキューシチュエーションにおいて木を切る事は必要な場合がある機能の一つではありますが、これはとてもいいアイデアだと思いました。替刃のグリップにテープを巻いただけの軽量仕様もグッドです。
 
㉑MAMMUT PULSE BARRYVOX TRANSCEIVER
 ビーコンは使い慣れたもので行きましょう。


以上、来シーズンの準備もこつこつやりつつ、夏のシーズンも楽しみましょう。


2017年6月14日水曜日

Vol.76 パート君の1年の過ごし方-カナダ編

どうも、ボブです。

11月から始まったウぃンターシーズンも終わり、ロックシーズンが始まりました。
ワディントンから飛び、キャンモアに移動してきて丁度一年。最初の半年はフルタイムクライマーとして登り、昨年11月からはパートタイムで働きつつ登っています。
6月になるとワーホリでキャンモアを訪れる方がちらほら見えます。
パートタイムで働きつつ登るってどんな?って疑問の方がいたので
今回のテーマは”パート君の1年ってどんなの?”です。(パクリ!)

昨年の6月~10月 フルタイム無職
昨年のこの時期はただの無職。車で生活し、微妙な食事で食いつなぎ生活していました。働く予定も無いのに貯金がどんどん減りグランドフォールするんじゃないかと、毎月クレジットの請求と銀行の残高をチェックしながらひやひやしていました。

10月 帰国
ワディントンでの登山後そのままカナダに滞在しており、お世話になった方々に報告出来ていなかったたので一度日本へ帰りました。数か月間必要な物だけで生活していると日本に帰った際、不要な物がたくさんあったことに気付き、たくさんの物を売り飛ばしました。勢いで日本で所有していた車も売って貯金もチャージ。

11月~5月 パートタイム
11月からワーホリに切り替えたのでトシの紹介もありすぐにキャンモアのレストランGrizzly pawのキッチンで働き始めました。勤務は週3~4日、時間は4pm~12pm(酷い時は2pm)で、働きつつ時間があれば登る、滑る。生活でした。

飯もビールも美味しく無いけどなぜか賑わうGrizzly paw

 時給は$14/h+チップ$2-3/hでトータル$16-$17で、勤務時はご飯も食べれますが毎回$6食事代が引かれます。月収は$1500程。冬の間は家を借りていたので毎月$600の家賃を支払い残るのは$900程。普通に生活する分には問題無かったです。

 ちなみに、勤務中たくさん作っているレギュラーメニューは飽きるので、職場内の食材を集め、作って食べていました。最近は毎回ビーフステーキを食べてます。
下手に下味の付いて無い、純粋なビーフは美味しいです。笑
なにより、良質なプロテイン!

6月~ ほぼフルタイム
 温かくなってきた今は家を飛び出し、車を寝床とし、働き、登る。という生活を始めました。さらに、2つレストランを掛け持つことでトータル週5日(時間は同じ)働くことにし、仕事までの時間+休日は登っています。トータル週5日とはいえ、どちらもパートタイムなので休みはほぼ希望通りに取れます。

こんなに働く理由は今冬もこっちで遊びたいな~ってことで、
ビザ的に働けなくなる前に稼いでおく作戦でいます。
やり残しを取りこぼさないように。

キャンモアのレジェンドクライマー忠さん。
5年掛けのプロジェクト(Endless summer 5.13d)がついに完結。
最近日本から来たクライミング界の瑛太こと、A0(えいじろー)。
乾燥肌でチョーク要らずとのこと。チートだ!

追伸、最近の家

キッチンを少しリフォームしました。

最近知り合った友人の家。
職業は絵描きなので外観も素敵です。

以上、ボブでした。






2017年4月26日水曜日

Vol.69 キャンモアの穴場

どうも、ボブです。
日本は桜も散り散り、新緑が気持ちいい季節で瑞牆あたりもシーズンインした感じでしょうか?先日、日本から花見中のテレビ電話がかかってきたので羨ましくなり、こっちも外でBBQしたいなーと考えていた4月末。もうすぐ5月になりますが今日はキャンモアの町には雪が降り積もりました。まぁ夏でもふるんですけどね。カルガリーでも10cmの積雪らしいです。
ぼちぼちロックに移行中だったのですが、お天道様はなかなか優柔不断でまだまだ
ウィンターシーズンを楽しみたい模様ですな~!
最近はと言いますと、、さっぱり登れてませんね~
最近は家の前から見えるMt.Lawrence Grassiの北面に何度も通ってました。
(雪が無くなったらあらためてトライしたいと思います。。笑)
     〔いくつかあるピークの内、右から3番目がMt.Lawrence Grassi〕

そこにはM6, 300mのルート、その名もThe Hole というルートがあります。ここへ最初偵察に来たのは12月の頭くらいでしたが、異例の-30℃寒波が来たタイミングだったのでトライするのを辞めました。それからも行きたいなぁと思ってましたが時は流れ、雪は積もり、3月になって雪が安定してるのを見計らって初めてトライしました。
    〔写真中赤のライン。途中に大きな穴があるのがわかりますか?〕

詳細はルート詳細を見てほしいのですが、途中に穴があったりと
何か冒険的で楽しそうなんです。これぞアルパイン! 
                〔取り付きから〕 

最初にトライした時はここから取り付く気にならず、、
他からラインを探りましたが登れず、その次のトライはここから取り付きました。

アックスを振りに振りまくって、ハングの下、頭上に被さる雪をひたすら除雪。
掻いた雪はもれなく自分に振ってくるので不快です。笑
 パートナーが岩と雪の間をうまく潜り抜けてくれました、賢い。
さぁあとはマッシュに乗ってさくっとハング越えかな~!
と思ったら1m四方の巨大なマッシュと一緒に降って来ました。笑
ビレーしてて「あ、終わった」と一瞬思いました。ナイスビレーポイント
気を取り直して1P目をのぼり切りましたが、スタートから4時間以上経っており、
残るピッチを考えると心折れました。全体に傾斜の緩い壁程状態に左右される感じですね。

○ルート詳細
・The Hole
⇒FAは12月半ばです。来年の正月はここもプランの一つにいかがでしょうか?
 ただし、アプローチのガリーのコンディションにはご注意下さい。

ロッキーのアルパインに向いたシーズンは何月なのか?
天候の安定度・気温・積雪量と雪の安定性・日照時間、など目的のルートに対して
何が大事なポイントかで変わりますよね。明日から10日程日本から友人が来ます。
天気とにらめっこしてうまく楽しんでいきます。

以上、ボブでした。