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2017年5月22日月曜日

Vol73.カナダでスキーパトロールをするには?カナダでパトロールをしてみませんか?

カナダでパトロールをしてみませんか?
今回の記事は秋山が担当します。

現在の私のメインの仕事は山岳スキーガイドですが、2005-06シーズンからバンフ近郊のサンシャインビレッジでスキーパトロールという仕事もやっておりますので、今回はカナダのスキーパトロールというを紹介したいと思います。

そもそもスキーパトロールは何をする人たちでしょうか?
1. 怪我人の手当、山からの搬送
2. コース内の標識、境界ロープなどのメンテナンス
3. 雪崩コントロール(爆破、スキーカット)
4. コース自体が滑るのに適しているかのチェック
5. リフトやゴンドラが故障したときのレスキュー
6. 迷子の捜索

などなど、一言でいうと”山の安全”を担当する人達ですね。

では、このパトロールカナダでなるにはどんな資格が必要でしょうか?

1. 働くための就労ビザ(移民、ワーホリ、会社からのスポンサービザなど)
2. 80時間のファーストエイド
3. スキーの技術
4. 英語力

これだけです。ただ海外から来る場合1のビザの取得が一番難しいでしょうね。その次は2のバーストエイド、2週間みっちりと英語でファーストエイドの授業を受けて、最後の試験に受からないと資格が取れません。4の英語力も必要です。パトロール間のやり取りは無線ですので、無線越しでの英語、中々聞き取りづらいです、あと怪我してわめいている人を落ち着かせたりするのも必要ですしね。私は子供(4歳以下)の対応は未だ苦手です。彼らの英語はやはり赤ちゃん英語なのでなんか聞き取りにくいんですよね。

いろいろな関門を突破して見事パトロールになるとどんな1年、1日を過ごすのでしょうか?
サンシャインを例に取ってみましょう

パトロールの1年
前年の4月 ハイヤリングクニックと言われる実技テストを受け採用内定をもらう
10月末 スタッフトレーニング&コースセットアップ
11月中旬 スキー場オープン
5月末 スキー場クローズ
6月頭まで スキー場クリーンアップ

こんな感じで約7ヶ月スキーシーズンがあります。
さて1日は

パトロールの1日
7時半出勤
8時15分-30分 モーニングミーティング
9時-16時半 スキー場営業
17時 スイープ
18時帰宅

自宅からのドアtoドアで約11時間、家をあける計算になります。

パトロールの時給
これは日本から比べると格段にいいと思います。私のいるアルバータ州の最低時給が現在13ドルちょい、2018年秋までに15ドルまであがるので、最初の年でも15ドルほど。1年に1度大体昇給しますので、16-20ドルぐらいの間の時給に皆がいることになります。
一日の労働時間は9時間、9x16ドルx5日x4週= 2880ドル。税金も引かれますが約25万ぐらいは稼げることになります。
エントリーレベルでこの金額ですので、スーパーパイザーやマネージャーになっていけば、もっと貰えるわけなので、いっぱしの仕事として考えても良いでしょうね。

パトロールになって良いこと
たくさん滑れる
怪我人の処置がうまくなる
ダイナマイトを投げられる
資格をとらせてくれる(CAA LevelやLeve2)
他のリゾートでも使えるシーズンパスがもらえる
家族分のシーズンパスがもらえる
スキー関連のグッズが安く買えるアカウントがもらえる

などでしょう。
ぶっちゃげ生涯の仕事としてスキーパトロールが辛い気がしますが、ガイドや看護師、救急救命士へのステップアップ、学生を卒業してサラリーマンになる間の楽しみ職業としてなど、カナダではパトロールという職業は人気があります。

パトロールの仕事 スタックしたモービルを掘り起こす
パトロールの仕事 リフト故障時のレスキュー
パトロールの仕事 ファーストエイドの練習
パトロールの仕事 急斜面でのソリを降ろす練習
パトロールの仕事 ヘリにバックボードを入れる練習
パトロールの仕事 ダイナマイトで雪崩コントロール
パトロールの仕事 クローズ後のスキー場で遊ぶ
パトロールの仕事 朝一のリフトに乗る
パトロールの仕事 竹を使って境界線を作る
パトロールの仕事 ソリ搬送の練習
パトロールの仕事 雪崩コントロール
パトロールの仕事 スキーカット
パトロールの仕事 シーズン頭は地道に踏み固めてベースを作ります 
パトロールの仕事 雪を少しでもキャッチ出来きるようにフェンスも張ります
パトロールの仕事 ゴンドラが故障した時用のレスキュー練習
パトロールの仕事 暇な日はビーコン捜索の練習
パトロールの仕事 Red&Whiteパーティーは毎年恒例のパトロールパーティー
雪崩犬も仲間
パトロールの仕事 一般の人に雪崩ビーコンの使い方をレクチャー
サンシャインのシーズンエンドパーティーは毎年豚の丸焼きBBQ

2016年2月16日火曜日

Vol.7 Skiing Hotaka 穂高を滑る

2月6、7日の土日に穂高へスキーに行ってきました!
滑ったのは、ここ涸沢カール!
本来の目的ではありませんでしたが、最高のエスケープルートとなりました。

We went to Mt. Hotaka-dake located at the northern Japanese Alps, one of the most popular mountains in Japan with its height 3190m, for skiing at the week end of 6th and 7th of February! This is where we skied, Karasawa cirque! It was not our plan A, but a great plan B.
アプローチは涸沢岳西尾根、クラシックなアルパインのルートです。
写真を中心に今回の山行を振り返っていきます。

West ridge of Mt. Karasawa-dake, a classic mountaineering route, is the one we took for an approach to Mt. Hotaka-dake. Here, we look back the weekend with some pictures.
初日は8時過ぎにのんびりスタート。
新穂高より白出沢まで林道をゆき、西尾根に取付きます。
雪が安定していれば白出沢を詰めるなんていう選択肢もありそうですが、今回は安全第一。
シールでは厳しい急で藪っぽい斜面をなんとか登りつめ、2350m地点で幕営しました。

Started the first day slowly past 8am. Taking a forestry road to Shirodashi-sawa creek, we reached the start of West Ridge. We might have had an easier approach using Shirodashi-sawa route if snow were stable, but it wasn't this time. Struggling in a steep and bushy forrest, we hiked up with skies and pitched a tent.
翌朝、素晴らしい天気に恵まれました。

It was a glorious morning on the next day.
手前右に槍ヶ岳へと続く飛騨沢、奥に黒部の山々が見渡せます。
飛騨沢はやや藪が濃いように見えます。
これからのデブリでもう少し埋まるでしょう。

We see Hida-sawa Creek leading to Mt. Yarigatake, 3,180m in the right and mountains of Kurobe region. Hida-sawa looked a little bushier than the average, but would be filled with debris very soon.
こちらは抜戸岳の素晴らしい大斜面。
いつかパウダー期に滑ってみたい山です。
が、この日は大きな破断面が観察されました。

This big slope is that of Mt. Nukedo-dake, 2813m which makes me dream of skiing there with a powder condition though a big crown was observed on the day.
途中痩せ尾根が続くため、スキーは脱ぐ必要があります。
そして、涸沢岳へ取り付きます。

As there is a section of narrow ridge, we had to take off our skies. Then, started climbing Mt. Karasawa-dake 3110m which leads to Mt. Hotaka-dake.
振り返ると自分たちの足跡と素敵な斜面が!

We could see our traces when we looked back!
稜線に出ると槍ヶ岳見えました。
左側の一番尖っているピークがそれです。

Sharp peak on the left is Mt. Yarigatake.
先日ボブが紹介してくれた滝谷。
今回一緒だったカンテガやボブなら滝谷クライムアンドライド、できるかなぁ~。
その場合、僕はフォローでお願いしたい(笑)。

This face is the Takitani, a classic alpine climbing area of Japan which Bob introduced the other day. Kantega who was one of our buddies this time and Bob might be able to climb and ski the face maybe. I'd love to belay and follow in that case!
稜線に出ると、穂高岳の山頂が見えました!
が、強風。。。
涸沢岳の山頂にタッチする間もなく、急いで穂高岳山荘へ走ります。

Finally we could see the Mt. Hotaka-dake when we reached the main ridge, but pretty windy... Ran down to the Hotaka-dake Hut without touching the summit of Mt. Karasawa-dake.
冬季避難小屋を探すも見つからず、、、
入口は埋まってしまったのだろうか。
当初は奥穂の山頂へ向かう予定だったが、風が強いのでテントを張って休憩する。
一時間以上待ったが、風は止む気配がない。

My fellows are digging snow to find a winter shelter of the hut which was in vain. It seemed the entrance was buried. We again pitched a tent and waited for the wind to become calm as we had planned to go to the summit which went also in vain.
仕方なく涸沢へ滑り込みます!

So, there was no other choice but stop climbing and skiing down Karasawa cirque!
素晴らしい大斜面。
最高です。

A big great slope. Super solid.
こちらは昨秋の涸沢カール。
大きな涸沢ヒュッテがあり、カラフルな点がテント。
ハイシーズンは大賑わい。

This is the same cirque last autumn where a big hut stands with many people. Small colorful dots are tents. It is especially crowded when the leaves change their colors.
この日の涸沢は静寂そのものでした。

Very quiet on this day.
こちらは少しだけ顔を出していましたよ。

Another hut was looking at us.
滑りの後は長~いクロスカントリースキー。
やっぱり横尾は遠いですね。

And then very very long cross-country skiing to get back.
河童橋で振り返ると、狙っていた斜面が見えました。
美しいですが、あからさまな地形の罠をもつ危険な面です。

We could see the face we planned to ski down from Kappa-bashi bridge. Pretty beautiful, but a quite dangerous face with an obivous terrain trap.
大正池が夕焼けの穂高を映していました。
まさにフロムダスクティルドーンな長い充実した一日でした。
また来ます!

Taisho-ike pond was reflecting Hotaka mountains at the end of the day, a day of "from dusk till dawn"... See you again!

今回撮影したGopro動画↓と記録です。

Here's Gopro video captured and some additional record.