チーム「Link∞UP」は日本と北米の‘愉快で有益な’「マウンテンライフ」情報を日本と英語圏において共有をすること。 その生活を‘一生懸命楽しんでいる人達’のコネクション強化を図ることを目的に活動しています。 日本や北米でのマウンテンライフについて情報の欲しい方や私達に興味のある方はお気軽にご連絡下さい。

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2019年1月16日水曜日

Vol.157 八方尾根・今年の積雪状況

今週のブログ担当・谷が多忙につき、二週連続でカネイワがお届けします。連続して山スキーの話題になってしまいますが、何卒お付き合いくださいませ。ところで、前回書き忘れてしまったのですが、私は昨年11月末、シーズンの目標だった「5.12a」を一本(ようやく)登れました!という訳で、今は気分を切り替えてスキーを楽しんでおります。12aがようやく登れた話は、また雪が少なくなって話題に困る頃に報告させていただきます。

八方尾根から見た白馬三山(鑓は左に隠れてます)19/1/13撮影

さて、去る3連休(うち土日の2日間)、白馬に行って参りました。今住んでいる東京の西から白馬村までは高速を利用しても3時間半と実に遠いのですが、それでも行ってしまうのが白馬。それだけの魅力があるのは、3千メートル級の後立山連峰が村から見えるロケーションに加え、アルパインエリアの多彩な滑走斜面、そしてほどよい木の間隔と急斜面を備えたツリーラインでしょうか。この地域は海に近いため冬は天気が悪いものの、その分降雪が多く、天気が悪い日は森林限界以下で遊べるのが良いところと言えるでしょう。ただし、雪があれば...です。

丸山ケルン。19/1/13撮影

では今年の積雪はどうかといいますと...直近では2015-16シーズン並みに少ないような気がします。山もどこか黒々としているし、標高の低いエリアではツリーホールがちらほら…。13日に崩沢を滑った時には、ゲレンデ並みのギタギタ具合とともに堰堤の出方にビックリしました。視界不良であそこに突っ込むと逝ってしまう規模のジャイアント堰堤が丸出しで、全く埋まっていませんでした。天気はというと、単発的な寒気は入るものの、この三連休も三日連続で晴れるという厳冬期にあるまじき有様。そんな白馬は八方尾根近辺から、今回は定点観測でお届けします。

唐松沢標高1300mあたりにある南滝。19/1/13撮影

早速ですが、八方尾根の北面は無名沢より上から滑ってきた場合に出くわす難所・南滝の様子です。13日は手前から複数のトレースがここに突入しており、戻ってきた形跡もなかったため、「行けるだろう」と判断して追従しましたが、こんな感じ(上の写真)です…。写真に写っているスキーヤーがいる辺りは斜度的にもかなり急(体感で55度はある)で、その下は氷が出ています。で、よく見ると誰かが落ちた跡がある(笑)。今後の降雪で状況は変わると思いますが、この時はかなり怖めでした。通過の状況は動画に収めましたので、良ければご覧ください。

3年前の同エリア。16/1/17撮影

そして、これが同じく寡雪だった3年前同時期の写真です。この時は滝を巻いたため画角と写っている範囲が異なりますが、どちらかというと3年前の方が雪が少なく、沢が埋まっていないように見えます。滑って通過した体感でも、3年前は何度かスノーブリッジを渡る必要がありましたが、今回はスムーズに滑れました。

唐松沢下部。16/1/17撮影

そして、私としてはこの時初めて唐松沢の巨大な、氷河のような「万年雪」を見ました(唐松沢は氷河の可能性があるようで、現在調査が進められているようです)。ちなみに、この日我々はDルンゼを滑り、白馬のジョニーさんが不帰2峰を滑りました。いやぁ、よく滑るよなぁ、というような雪付きだったと記憶しています。

不帰2峰。16/1/17撮影
同上。19/1/13撮影

こうして比較するとあんまり変わらない?かも知れませんが、やや今年の方が雪付きが良くて縦溝も少ないようです。なお、私は今回八方池近くにテントで前泊し、早朝からこちらへ向かいました。滑ったのは南峰(写真の左にあるピーク)からS字状に降りるラインです。このラインは2峰の中では上部の斜度が緩く、地形的にも雪崩を避けやすく、最悪転んでもなんとかなりそうなラインのように感じています(あくまで一度転んだ人の個人的な見解です)。

南峰の下部核心。18/2/9撮影
同上。19/1/13撮影

このラインは下部にわかりやすい核心があるのですが、こちらは昨年2月時のものと比べてみました。藪と岩の埋まり具合に多少の違いが見られるようですが、意外とそこまで変わらないような気がします。なお、今回は北峰のドロップポイントも確認しましたが、一昨年の3月にあったような雪のテラスは無く、いまいちどこから侵入して良いのかわからず行きませんでしたが、その翌日ジョニーさんが滑っていたことが判明。相変わらずです!

かりそめの「安全圏」で滑った斜面を振り返るパートナー。19/1/13撮影

滑った後に訪れる安堵と充足感は格別で、パックしていて難しい雪の時もありますが、広大な冬の唐松沢は何度でも来たくなる場所です。もしかしたら今まで歩いたり滑ったりした場所の中でも一番好きかも知れません。今シーズンはあと何回来れるかわかりませんが、短い厳冬期のパウダーシーズンを安全に楽しみたいと思います。

当日の動画です:

2019年1月10日木曜日

Vol.156 おそらくは日本一遠い初詣へ

「遠い」という概念は難しい。もちろん客観的に計測できる距離的な意味もあるし、街だったら道路事情や渋滞、山だったら歩きやすさや難易度等の要因によって、時間的や心理的に感じられる遠さもあるだろう。距離的な面ではどこを起点にするかという問題もあるし、時間・心理面ではどの時期にどのような条件で行くのかによっても変わってくる。その中でヒマで自由な私(妻子は実家に帰った!)たちは、年始に立山へ参拝し、その懐で山スキー三昧できないか、という計画を立てた。正直日本一かどうかはわからないが、これはかな~り遠い初詣である。そして、これは結構な博打である。

雄山神社に向けてツボ足ラッセル

立山は秋、春の山スキーエリアとして日本では名高い。本州で初滑りと言えば「秋の立山」というイメージをお持ちの方も多いのではないだろうか。しかし、昨今の寡雪でアルペンルートが閉鎖になる11月末までに、滑るために必要な降雪が無い年も増えてきた。緯度的に低い位置にある本州では、ここでの初滑りを逃すとあとはゲレンデか標高の低いアプローチを耐え忍んでアルパインエリアを攻める藪スキー、そうでなければもう北海道に行くしかないだろう。ここ3年、我々は間違いの少ない北の大地を選択してきたが、今年は2人だけだったため、本州に留まる決定をした。

未明から始まる美女平までの格闘

冬の立山は遠い。一旦アルペンルートが閉鎖されると、立山登山の基地となる室堂まで、長野県側からは後立山連峰を越えて黒部川を渡らなくては行けないし、富山県側からはシーズン中ならばケーブルカーとバスでアクセスできる広大な溶岩台地を歩いていかなければならない。日本海に近い高山のため雪深く、ラッセルはなかなかに厳しい。森林限界を超えた場所でスキーをするにはある程度の視界も求められるが、冬の立山は基本的に天気が悪い。私の勝手な感覚では未だに厳冬期の立山連峰は「週一で晴れがくれば御の字」くらいの印象だった。木のような目標物が無い高山帯では視界が無ければ滑るのは難しい。つまり、行けたとしてもまともに滑れるかどうかもわからないのだ。

重荷を背負って道路をひたすらラッセルする

それでも今回は私が立山を目指した動機は主に以下である:

1. 人のいない所に行きたい(ゲレンデや街から離れたい)
2. 最近の厳冬期は日帰りばかりなので、山に泊まりたい
3. 藪が少ない快適なスキーがしたい
4. どうせ室堂まで行くならまとめて何日か滑りたい

そして、今回の天気予報にはもしかしたらそれが叶うかも知れない、という幾ばくかの可能性を感じていた。

交代制でずっとこんな感じ

3時過ぎに立山駅の駐車場を出て、夏道に取り付く。ザックの重さは約20キロ、重いのは主に食糧だ。最初はスキーで登り始めるが斜度があり、岩や倒木などの障害物が多い。新雪目算60cmの下には根雪が無く、踏むと笹や岩が出て、ツボ足だと踏み抜く。雪まみになり、やがてびしょびしょに濡れ、呪いの言葉を何度も吐きながら3回は帰ろうかと思ったが、かなりの格闘の末、3時間以上かけて美女平に立った。そこからはひたすら膝〜脛のラッセルを繰り返す。意味などを問うてはいけない。ただひたすら空っぽの頭と雪に向き合うだけである。作詞家だったら一曲書けるくらいの時間があったのかも知れないが、私の中では何も生まれなかった。12時半、出発してから9時間半かけて到達した1520m地点で幕営することにした。

元旦に見た富山市の夜景

明朝、雪が沈降し程よいラッセル具合になった弥陀ヶ原を歩き始める。遠くに富山市の夜景が見えて人里が愛おしく思える一方、同時に「そこには居たくない」という自分を確認し、ほどよい距離感なのだろうと納得する。元々興味が無いせいもあるのだが、正月という雰囲気はまるでない。パートナーが昨晩ラジオで聞いたという紅白の話をしてくれたくらいだったが、正直男女の歌コンテストもサザンの〆もどうでもよかった。そもそも一年の初めというのは便宜的なもので、そういう意味であらゆる一日には意味があるし、反対にさして意味が無いとも言えるだろう。とりあえず今日室堂に着いたとして滑れるのかどうか、それだけが私の関心ごとだった。

天狗平まで来た。室堂までもう少しだ

出発した頃は晴れていたのだが、次第に雲が出てきており、10時前に室堂に着いても立山は見えなかった。仕方なくこの日は沈殿とするが、幸い携帯の電波があるので、スマホの電池さえあれば娯楽的要素には困らなそうに思えた。いつも見ているライブカメラに写り込んで記念撮影をする。以降1月4日の早朝まで停滞が続いた。約2.5日間の長い停滞である。当初1.5日くらいは滑りたいと思っていたのだが、予報に反して晴れ間が見えることはなく、最終日を迎えることになる。

日課となったライブカメラ撮影

俗世間との接触を断つことが、冬山に入る1つの理由のような気がするのだが、なまじ電波と電源があるため、文明の利器を用いて近くのジムにポケモンを置いたり、Twitterを更新したりしていた。また、毎日悪い方向に修正される天気予報を見ながら、滑りに行けないことに苛立ちを覚えたり、このままではラッセルや歩荷といった労力に見合ったリターンがなくなる、などという焦りにかられたりした。ホテル立山は夜間一部灯りがともり、人の気配が感じられる。中に入りたい。こんなことなら例年通り日帰り山行を重ねた方が良かったか、などと後悔の念も入り乱れ、狂おしい時間を過ごした。

とにかく惰眠をむさぼるパートナー

一方で私のパートナーといえば実にのんきなものだった。いわく「ここまで来れただけで満足」と、三が日を過ぎようというのに初滑りどころか初詣すらできていないことすら、気にも留めていない。もともと滑走意欲がさほど高くなく、パウダー滑走よりもラッセルに燃える男なだけに、ある程度理解できることとはいえ、この男の無欲ぶりには驚かされた(このままでは結婚すらできないかも知れない)。思うに、余分な欲求や感情をコントロールできなくては、自然条件よりも自分のことを優先し、危険な結果を招くのが登山である。ただし、欲がなさ過ぎてもなすべきことはなせない。なすべきこととは単純に自分がやりたいことであるが、いかにしてそういうミスの起こりにくい状況を作るのか、というのが実は今回この時季に私が立山に入った最大の理由であった。

5日目にしてようやく晴れた北アルプス。一ノ越より見た後立山。槍も見える

冬の立山というのは実に滑りに適した斜面が多い。だけでなく、スキーでのシールを使ったアプローチもしやすい。しかし、雪崩のリスクも当然あり、自然発生だけでなく人為的に起こされた雪崩によって他者を巻き込んだり、逆に巻き込まれたりするおそれもある。そういう点で、11月の立山は人が多すぎる。自分のパーティだけならともかく、他人の行動をコントロールすることはできない。同時に人が多いことが、危険の認知にも影響をおよぼす。「他の人が行っているから大丈夫」だったり、「彼らと同じように自分をあそこを滑りたい」だったり、「人が見ているから上手い滑りをしたい」だったり、ただでさえ多い煩悩は他者に触れることで増幅される。人がいないからこそ、自分の判断と責任で安全な行動ができる。そこでできることを確認したい、というのが今回の私なりのテーマだった。


快晴の中、雄山神社に初詣へ

1月4日、冬型の気圧配置が終わり高気圧が近づいたことで、未明の空には星が瞬いていた。待ちに待った快晴である。とはいえ、一日天気が良くても一日中立山で遊んでいる余裕はない。この日が下山日となっており、正月から降り続いた雪により帰りのアルペンルートには、深いラッセル地獄が待っているのだ。滑るための行動は10時くらいまでとし、あとは脱出行に注力することにした。そういえばタイトルは「初詣」だったが、正直なところ私はそこまで関心が無く、どちらかというと「初滑り」が重要で、こちらの方が幾分か宗教的であった。

昨シーズンとほぼ同じとなった初滑りライン

雄山に参拝してから立山の最高峰である大汝山を往復し、滑ったのは昨シーズン、11月の立山で滑ったのとほぼ同じラインだった。南面の斜度40度くらいの程よい傾斜をした広い沢地形に、去年と全く同じような浅く、滑りやすい粉雪が溜まっていた。これを終えてから浄土山側に登り返してボウルをもう1本。出だし以外は緩傾斜で雪崩もあまり恐くない。結局のところ風の影響が少なくて程よい傾斜の斜面を、去年ソロだった時と同じように選んで滑っていた。雄山から東面の滑走と登り返しを省いたあたり、より安全な方向に振れたかも知れないが、それは時間的な都合でもある。

左が龍王岳、右のボウル地形を2本目の滑走とした

誰もいない立山を滑る感覚も、滑り終わった後にふり返って見るシュプールも素晴らしかったが、これで全てが報われたかというと、正直よくわからない。下山中も、下山してからも何かもやもやしたものが残っていて、それは今も消えていない。「5日間も山に入って、気持ち良い滑りもあって、最高でした!」と報告できれば最良に違いないのだが、自分が求めていたものとその結果について、未だに消化できていないものがある。

誰もいない室堂(この対面にはホテル立山があり、建物の中には誰かがいる)

おそらく私の不満は、主に思っていたリターンが得られなかったこと、そして、人のいない大自然の中に入りたいという欲求が満たされなかったことに起因するのではないかと思う。前者は自然に対して過度な期待や想像をしたことが原因であり、100%自分の問題である。新年ももうだいぶ明けてしまったが、今年も煩悩と向き合う日々が続きそうだ。一方で、後者は内的・外的両方の要因がある。山中にいても明かりの灯る建物や外部と通信できるスマートフォンがある状況にあっては、大自然など感ずるべくも無く、それを利用するほどに私は弱い。大自然あるいは「ウィルダネス」と呼べるような自然は、私が生まれた時から日本にはもう既になかった。黒部や立山はさらなる観光地化の方向で話が進められており、今後より俗化することは間違いないと思われる。そういう流れについて、いち登山者として、いち市民としてどのような態度をとるべきなのか、そして自分自身はどういう登山をするべきなのか、私にはまだ答えが出せないでいる。

弥陀ヶ原を下りラッセルして帰った

なお、1月4日の下山はたっぷり20時までかかりました。本記録の詳細はこちらにまとめましたので、良ければご覧ください。

2018年12月23日日曜日

Vol.153 スポンジボブ

土曜日の仕事終わり、ブログ当番を思い出し、慌てて日曜日に日をまたぎつつブログを書いております、こんばんは、ボブです。
最近はというと、仕事、クライミング、仕事、クライミングからのスキー、仕事、仕事、仕事、週に2日の休みで山に出かけております。
基本的に仕事は15時から始まるのですが、仕事前の時間は山の天気とコンディションチェックとプランニング、パートナー探し、ギアのメンテ、トレーニング、そして休日を迎える、、と冬はとても忙しい。入念な準備の上、休日を迎えるのですがいざ山に向かうとコンディションが整わず思い通りにいかない事は多々あります。
その度にプランをABCと考えておくので、A→B→Cと臨機黄変に対応し、休日を過ごします。

先日は仕事前にスキーに出かけたのですが、そこでいい壁に出会った。
帰って調べたところ記録は見つからずどうやら未踏な様子。
翌週、約束をしていたメンバーの谷にこのプランを話し、早速トライした。

壁を下から見る限り壁の3分の2は氷と雪壁、残りは奥まっているため詳細は分から無いがたぶん岩と氷のミックス。全体的に両岸を壁に囲まれたガリーを登る場合一番怖いのは雪崩に飛ばされる事で、傾斜の緩い3分の2はとにかく素早く抜けたい部分。
残りの傾斜が強いであろう部分は上部に大きなスロープは無い為、比較的安全にトライできると思えた。
当日は雪が軽く降っていたが、降雪は強く無い為大丈夫だろうと思い登り始めたのだが、結果から言うと壁の半分を登ったところで強いスラフに見舞われ、引き返した。
自分がリード中、ガリーのチョックストーンにできたケーブの下から上に這い出そうとする手前のタイミングで頭上をスラフが飛び越えて行った。運よく二人ともケーブの中に居たためスラフをかわすことが出来たが、タイミングが悪いととても痛い思いをしただろう。かなり運が良かった。


それから一週間後、再度トライしようと考えたが天気は前週より強い降雪。
プランAは諦めざるを得ず、どこも冬の嵐で危険な状況で重箱の隅をつつくプランBを考えた。しかし、シーズンに一度あるか無いかの大雪、、

念のため車にクライミングギアとスキーギアの両方を積み込み、家を出る。
Banffを出て、Castle junctionを越え、Lakelouiseに近づくと強い雪、プランBはFieldにある大きな山の裾でのクライミングであったが、Fieldへ繋がるHwy1からHwy 93に進路を変え、プランCのスキーに向かった。

視界は良くないが、樹林の中を歩き続け、森林限界を超えたところの小ピーク。
周りにはロッキーには珍しい程よい間隔で木々にサポートされた斜面が広がっていた。
滑っては登り、滑っては登り、、気づけば標高差1000m近く登っては滑り、貸し切りの山で最高の雪を堪能した。こんな雪はカナダに来て初めて。
結果、プランAは駄目だったが、柔軟な判断によりプランCも最高な一日であった。


焦らず冷静に条件を見極め、チャンスを掴む。
次回はプランAの完登ストーリーが出来たらと思います。

皆様今年もご清聴ありがとうございました。
良いお年を、そして安全第一で年末の山をお楽しみ下さい。
また来年もよろしくお願いいたします。

以上、ボブでした。










2018年4月12日木曜日

Vol.119 ワプタトラバース

どうもボブです。
前から行ってみたかったワプタトラバースに行って来ました。

ワプタトラバースとは、、『ロッキーのオートルートと呼ばれ、カナダ山岳会所有の山小屋をつなげて、全長約50kmのコースを縦走することができます。縦走中約8割の時間は氷河の上を歩く/滑ることになり、日本では決して味わうことができない雄大な景色を堪能することができます。山小屋に宿泊することにより、担ぐ装備も一般的な氷河縦走よりはるかに軽い荷物ですみます。』秋山さんブログより引用!

ルート概要

では早速!
一日目:Peyto Lake - Peyto Hut
Distance:13km Time:6h45min
Ascent:864m↑ Descent:286m↓

 
凍った湖上を歩く

この日は昼前くらいから駐車場をゆっくり出発して一つ目の小屋であるPeyto Hut まで。パーキングからPeyto Lakeへ少し下り、渡渉で板を脱ぐ場所はあり、雪が飛ばされ雪面の硬い場所ではスキークランポンを使いつつも板を履いて歩く事ができました。
道中はおおむね爆風で、北海道爆風ホワイトアウト育ちのパートナーもグローブを持ってかれる珍事がありましたが、うまく回収できて進むことができました。グローブの予備は必ず携行しましょう。笑


もじもじ君。この後グローブが飛ばされます。笑

氷河にあがる手前からはホワイトアウト。GPSと足元だけをみつつ慎重にすすみ、無事に小屋に着く事が出来ました。たしかに、ここが体力的に一番の核心でした。笑

二日目:Peyto Hut - Balfour Hut
Distance:13km Time:6h55min
Ascent:545m↑ Descent:641m↓

この日は予報では午前中は視界が期待できるかなといった感じで6時に起きてお天気チェックしましたが、案の定朝からホワイトアウト。重たい腰を引きずりながら9時にゆっくりチェックアウトしBalfour Hutまで。
前方にガイド率いる大所帯のあとをしばらく進み、彼らはBow Hutへ、自分達はBalfourに向かいたかったので彼らのトラックを外れ先へ駒をすすめます。完全にホワイトアウトした氷河を進むのは初めて。同じ高度をキープしつつまっすぐ歩くプランでしたが気付けば右へ右へ進むしまつ。予定より少し余分に歩く感じになりましたが、途中から先頭の自分はルーファイに専念し、二人目はGPSでの現在地確認と進路指示と役割分担することでスピードアップ。St.Nicholasのコルまではホワイトアウトでしたが、そこからはDevideの東側になる為か視界も割と良くなり。スキンも外してギリギリで下っているどパウダーな氷河を下りラッセルしつつBalfour Hutに着きました。
着いた時には小屋は貸切。流石はカナディアンの友人は携帯スピーカー、瓶入りのGlenfiddich、ツナ缶を持って来ており、Balfour小屋はパーティ会場となり、自分達の持ってきたcaptain morganとさきいかも加えて宴会はスタートしましたが、約1時間程でお酒は無くなりました。寂しい。

三日目:Balfour Hutにて停滞
予報通りのホワイトアウトで、このルートが初めてであり、この先のクレバス帯を構える氷河を進むのはリスクが大きいと判断し、一応外の天気をチェックしつつ停滞。
クレバスレスキューの練習、カードゲームで一日を過ごしました。友人が持って来てくれたIOTAというカードゲームはかなり面白く、コンパクトでおすすめです。

IOTA中

ちなみにAmazon.caでは$9くらいですが、Amazon.jpでは4000円です。
カナダ土産にいかがですか?US製ですが。

四日目:Balfour Hut - Hwy1
Distance:22.2km Time:9h20min
Ascent:691m↑ Descent:1471m↓

この日はこの週で雄一晴れるだろう予定の日で、このチャンスを掴む為にここまで駒を進め待機しておりました。
気合いを入れて4:30に起床、外を覗く、、核心部が見えない。ゆっくりご飯を食べ、ゆっくり準備をし、6時にチェック、、いまいち。6:30になって明るくなってくるタイミングで視界が期待できそうだったので核心へ向けて出発。7:00になる頃明るくなると同時にガスも抜け、久しぶりに山にいる事を実感できました。

久しぶりの視界に喜ぶメンバー

氷河を初めて歩いたのは2015年のバガブーの時で、2016年のワディントンでは広大な氷河で痛い目にあった経験があり、今回の氷河ではどんなものが待ち受けているのかドキドキしてましたが、流石は人気ルートで見た感じマイルドなクレバス帯で安心しました。

核心のクレバス帯

とは言え、2年前にクレバスに落ちて亡くなったパーティもおり、視界もパーフェクトとは言えなかったので慎重に進みました。
核心を越えスピーカーON!
バックミュージックは『What a wonderful world

ノリノリ

ノリノリ

そんなこんなで無事に氷河の終端に到達。

あとは下るだけ~!

氷河終端に現れたMt.Niles。ピークは2970mあり、存在感があります。

ここからは下るだけ。とは言えほぼほぼ平らな場所が多く疲れます。樹林帯のある場所まで下り、溶け気味の湖を歩き、無事にGreat Devide Lodgeの脇に下山する事が出来ました。

曲がれなーい

今回のプラン、当初二人で行く予定でしたが、色々あって出発が一日ずれたこともあり、急遽BrendenとSlyの二人の友人も参加したいとの事で四人グループでの賑やかなトラバースとなりました。実は初日、数時間遅れて出発予定だったこの二人がPeyto Hutに着いたのは9pm。ホワイトアウトしてたから諦めたかと合流を諦めていましたが、無事に合流してくれて、4人居ると心強かったです。
天候的に一日ずらしての入山、四人でのチームワーク。
結果的にとても賑やかで楽しいトラバースになっていい山行が出来ました。

さてさて今週の末からは約10日間のNorthan Caribooにスキートラバースに行ってまいります!

以上、ボブでした。
ではまた!

2018年4月7日土曜日

Vol 110 Back number ー Where to take guests for skiing in Japan

This story was written by Yuji Akiyama

Translated by Yumiko Mori



On my last blog, I wrote about the popularity of skiing in Japan among the oversea tourists. This post is a sequel to the previous one. "And where they go for skiing"

This year I have carried out 3 separate tours of 8 days each from Jan 5th to Feb 4th. The members consist of first, second and third tour were two Americans and Canadians, five Americans and last tour was five Canadians. Two tours have been already booked for the next year and the accomodation for the trip has also been arranged.

Regarding with the locations of skiing, in my case, it would be mostly in Hokkaido, Nagano and Niigata area.As a guide I am pretty confident in guiding new sites, however there are another complicated issues in Japan. For example, parking, traffic and accomodation. In order to make a smooth trip in Japan it would be extremely beneficial to undersatnd certain local information.  So I prefer to guide the areas that I mentioned above.

Below are the areas that I visited to guide in Japan

In Hokkaido,

Niseko BC,  Around Gosyoku Onsen( Onsen=Hot springs) , Kiroro BC, Shioyamaruyama in Otaru, Etanbetsutouge in Asahikawa Mt. Asahi, Hutou Touge in Monbetsu area,Tengu Cat Ski, Otoe Cat, Mt.Furano, Mt Tokachi and Furano ski BC.

Otaru BC, the tour starts from the side of the residential area. Therefore, need to be careful where to park
At Etanbetsu Touge
  Induced blow at Mt. Asahi, the signature scene
 Otoe Cat tour.  Nothing is bad to be guided sometimes...
BC at Kiroro has always got very deep snow!!
Please remember to sign up and leave from the gate

Photo with Mr.Kato, the director of the TENGU Cat Ski

In Niigata area,

Myoukou area including Mt. Mae, Mt. Hiruyai in Sasakura onsen area so far. Yet I am planning to explore new areas like Kurohime, Otozuma, Mt. Kana and Arai Ski resort to name a few.



Reopened after a decade of closure. Avalanche control is assigned to a Canadian company
This time I only visited my frined but maybe I will go skiing next year.

The route above was the last year's tour, named as "Powder area tour"
From Shirouma via Kamikuchi leading to East Sea( Sea of Japan), Sasakura hotsprings, kotani and coming back to Shirouma

On the way to the destination. we didn't forget paying visits to cultural sites.

In Nagano,

I often visited from Kitakotani to Goryu. Mostly Kamikouchi area. Since Kotani area has fewer people so great powder conditions can be most likely expected. However, on the other side, bacause of the declining population I suspect the snow plowing would last or not in the future of those areas.

We can't miss out the popular side country of Happou, Tugaruike, 47, Koruchina and Norikura area when we talk about Nagano area. The only thing is that the locations are very accessible so the navigation around the area can become very competitive among other tour companies.



Walking through the Kama Tunnel at Kamikouchi
Goryuu BC comes with a section of crossing the stream 
Happou BC  under the stunning weather 
Mt. Oonagi in Kotani BC, one of my favorite 
 In order to provide knowlegable guiding, I am mostly focused on the areas I mentioned above. Yet, other popular locations would be Gumma, Touhoku ans Gifu. Those places seem to be very fun and attractive for the future.

To be honest, some of the guests join my tour without knowing the name of the area nor where they are skiing at the moment.  Of course this brings many opinions but as a guide I am determined to provide the safe and and enjoyable trip at one of the greatest locations.


If you are to go for a trip to Japan, we have a great variety of resouces with us. So feel free to contact us for any questions! I hope this blog will help you to plan your trip to Japan!!:)

Thank you for reading!