チーム「Link∞UP」は日本と北米の‘愉快で有益な’「マウンテンライフ」情報を日本と英語圏において共有をすること。 その生活を‘一生懸命楽しんでいる人達’のコネクション強化を図ることを目的に活動しています。 日本や北米でのマウンテンライフについて情報の欲しい方や私達に興味のある方はお気軽にご連絡下さい。

2019年11月8日金曜日

Vol.197 盛り上がりを見せるロッキーのアイス、ミックスクライミング

バーチャルリアリティーを登るボブ
こんにちは。山田トシです。
10月に入りいつも通り毎週の休みにはアイスやミックスクライミングに出かけています。
今年のロッキーは現時点では当たり年と言えるでしょう。
ほぼ毎日と言っていいほど熱心なローカルクライマー達がファーストアッセント(初登)の記録をSNSに挙げていたり、滅多に凍らない滝を登っていたり、あそこも行きたいけどここも行きたい状態で休みが足りません。
一昔前までは滅多に凍らない幻の氷と言われていたバーティアルリアリティー。昨今は毎年凍りレア度も低めになってきましたが、シーズン初アイスには申し分ない相手でとてもいいクライミングが楽しめました。

バーチャルリアリティーをダウンクライム中のボブ。左がマーチンソンフォール(WI4+)と右バーチャルリアリティー(WI5+)マーチンソンエリアはアプローチも1時間弱、アバランチハザードもそれほど高くないので、お勧めです。
こちらはボブが狙っていた壁。
去年からボブが狙っていた壁にも行ってみました(手前のクーロワール)が、行詰まり途中敗退でした。つい先週にカナディアンが真ん中のラインを初登していました。残念!!

初めて訪れたプロテクションバレー全景(写真はフェースブックより)
昨年辺りから記録を見るようになったキャッスルマウンテン西側にあるプロテクションバレーにも足を運んでみました。アプローチは雪の少ないこの時期で約4時間半くらい。節理もしっかりしており、壁の傾斜も垂壁よりやや緩い感じでアルパインクライミングの対象として見ると素晴らしい壁でした。私が登っていた時に、別のパーティーは楽しそうにニューラインを登っていました。これまた残念!!

こちらが私の登った一番見栄えのするアイス。ダートバグドリームス(WI4+)。パノラマ写真の9番です。
左に垂れてる氷もそそられーますねー。
下山の一コマ。すっかり日の入りが早くなってしまいました。夕日にマウントテンプルが映えますね。
ここ一か月くらいでロッキーのアイス、ミックスルート合わせて10以上のニューラインがローカルのクライマーによって誕生しました。カナダに来て5年以上経ちますが、こんな状況は今までになかったように思います。ちまたでもアイスクライミング流行ってるんじゃないか?説が出てるほどです。今年はたまたまアイスの当たり年だからなのか。クライマーのモチベーションが爆発してブームが起きているのか。どちらにしろ自分も負けてられん!!と思わされます。
ローカルクライマーの一人として、この盛り上がりの一端を担えるようなクライミングをして、充実したシーズンにできればと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿