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2018年12月6日木曜日

Vol.151 八海山

こんにちは。星野です。
今年は冬が来るのが遅いです。初雪も遅かったですし、せっかく雪が積もったかと思ったら、また暖かくなり、町のスキー場は中々オープン出来ません。

僕は昔から、朝起きると外が一面真っ白になっている日が好きでした。新潟の豪雪地帯の産まれなので、降る日は一晩で結構降るんですね。朝カーテン開けると家の周りが全く違う風景になってるんです。屋根に雪が積もり、畑も田んぼも全部真っ白になってる日があるんです。冬が来たー!って思ってなぜかテンションが上がるんですね。

今回はそんな僕の田舎の山、八海山を紹介します。

八海山の登山口はいくつかありますが、ここは大崎口。僕の実家の村内にあり子供の頃は良くここで遊びました。いまでこそ多くの登山者はロープウェイを使い四合目から登りますが、体力があれば大崎口からでも十分日帰り出来ます。

八海山は古くから山岳信仰のために登られてきた山ですので、道中には祠やお地蔵様が沢山あります。

 九合目に建つ千本檜小屋。僕の爺さんは40年間夏の間この小屋で働いていました。もともと大崎村の八海山尊神社の持ち物だったこの小屋は、村の人達が交代で小屋番をして営業していました。その一人が僕の爺さんだった訳です。まだレジャー登山が盛んになる前の時代ですので、登山者と言うよりも、主に行者様達を接待していたそうです。荷上げしたり、小屋番したり、そして里では八海山から流れてくる水を使って農業をしていましたので、まさに八海山と共に生活していた訳です。そして今は僕の同級生がこの小屋を営業しています。何年か前に改装したそうで、とても綺麗で快適な小屋になっていました!


千本檜小屋と大日岳の間が八海山の核心部。八ツ峰と呼ばれる岩峰が連続している鎖場です。垂直に近い所もありますので結構緊張します。


八ツ峰を越えれば山頂の入道岳はすぐそこです。秋には紅葉が綺麗ですし、越後の山々の展望も良いです。
標高1778mの高くは無い山ですが、子供の頃から登っている、僕にとってのホームマウンテン。ってか僕の家の裏山ですね。住んでいるのは北海道ですが、これからも関わっていけたら良いと思います。

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