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2019年7月14日日曜日

知床カヤックエクスペディション

こんにちは。星野です。
いよいよ夏本番になってまいりましたが、今年は今の所冷夏の様です。北海道も5月に異例の30℃越えを記録してからは、暑さはおとなしく感じています。このまま涼しい夏がいいな~なんて思ってもいます。僕はと言うと、今年の春にガイド試験に合格し、山岳Ⅰ資格を取得しました。ようやく山岳ガイドとしてのスタートラインに立つ事が出来ました。

今回は夏の便りでは無く、春に行った知床カヤックを紹介したいと思います。
知床と言えば言わずと知れた世界自然遺産です。当初の予定では岬までカヤックで行って、そこから知床岳まで稜線をスキーで登る予定でしたが、知床に着いてみると稜線は真っ黒。天気との関係もあり、今回はスキーは辞めてカヤックで知床岬を周る事にしました。




出発は羅臼側の相泊。出廷届は羅臼のビジターセンターで出しました。色々な情報を聞く事も出来るので出廷前に一度立ち寄るといいと思います。
1日目の海は風も無く穏やかでした。沢山の海鳥や、時々海面から顔を出すアザラシが北の海を感じさせてくれました。運が良ければシャチも見れるそうです。

3月の知床の海はまだまだ寒く、服装はドライスーツの中に、上下化繊のインサレーションを着こんだままカヤックを漕いでも、暑くはなりませんでした。


1日目に知床岬をぐるっと回り込み、オホーツク海側に出ました。オホーツク海側は夕日が見れて焚火との相性抜群。前に読んだ、星野道夫がアラスカの海を旅した時の物語が頭に浮かびました。




2日目から風が出て、結構エクストリーム。結局2日目は半日停滞し、夕方の夕凪を狙って少し進み、3日目にウトロに到着しました。場所によっては、うねり&強風の向かい風。後ろから「漕ぎ続けてー!」と言われ上半身がパンプ寸前。転覆するんじゃないかと冷や冷やしながらの航海でした。特にウトロに到着寸前の向かい風は強烈で、漕いでも漕いでも進んでる気がせず「うぉ~~!」って感じで結構燃えました。後ろに乗っていた強力なパートナーのおかげで無事に帰ってこれました。




カヤックを3日間で終え、もともと予定していたスキーの日程を天気が良さそうな大雪エリアに移動。前から行ってみたかった愛別岳へ。北海道の3月は天気も安定し、日も長くなり、遠い山へ登れるので最高です。3月になると北海道に遊びに来るスキーヤーは減りますが、山スキーするならば3月がベストシーズンな気がします。実は僕、北海道に来て以来、毎年春は何処かへ出かけていて、しっかり北海道の春を遊ぶのは始めてでした。もっともっと北海道の春を遊びたいと思いました。

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