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2017年7月19日水曜日

Vol.81 ~雄冬海岸シーカヤック~

こんにちは。星野です。
夏は暑いです。北海道も例外ではなく、日中は30℃を越える真夏日が続きました。
それでも朝晩は涼しくなりますので、寝苦しくないだけ幸せです!なんて言うと「あんたは山の上にいるからだよ!」って妻に言われますけど。

今回は山ではなく海の話、シーカヤックに初めて行ってきました。海に囲まれた国日本、この国に住む人にとって、海は身近な存在ですよね?サーフィンやボディーボード、海水浴や釣り、遊びにしろ、食料確保にしろ、海が好き!って人は結構いるのではないでしょうか?僕も本州に住んでいた時は、よく海に行っていましたが、北海道に来てからはあまり行く機会が無く、今回が北海道に来て以来、初めての海遊びでした!

今回行ってきたのは、北海道石狩地方、日本海に面した雄冬海岸。近くには増毛山地があり、冬は雪が多いエリアです。最高峰の暑寒別岳は、夏のお花畑や、冬のバックカントリースキーでも人気のある山です。

ルートは増毛町から千代志別まで、20kmちょいを1泊2日。
初日全然進んでないじゃん!と思いますが、ちゃんと理由があるんです。
 
曇り空のこの日、海もうねりが結構あったのですが「行けるべ!」という事で準備を済ませ出航しました。シーカヤックって荷物が沢山積めるんです!ビックリしました。

出航したのは良かったのですが、うねりが高いし、風もある。しかも僕が初めてだったので漕いでもなかなか進まない。そのうちに2人とも船酔い。「気持ちわりー」「苦行だー」とかぼやきながら、吐きそうになるのを何とか堪え、上陸出来るところ見つけて今日は早く終わろう!と言う事になりました。

何回か上陸出来そうな所に近づいてみるものの、岩礁があり断念。海岸は砂浜では無く岩場なので岩礁が沢山あります。波が無ければ何ともないのですが、波があるので座礁する危険があり上陸出来ません。3つ目だか4つ目でようやく行けそうなポイントを発見。「いくぞー」と突っ込んでみたものの、高波に乗せられシーカヤックサーフィン状態。浜に打ち付けられ、次の高波でカヤックの中は水浸し。その後もどんどん波はやってきます。船酔いも一気に忘れ、二人で必死にカヤックが波にさらわれない様に押さえ、荷物を全部浜にブン投げ、カヤックひっくり返して水を抜き、なんとか浜に上げました。大人二人が必死になって奮闘している光景は、今思い出すと笑えます!!その時は修羅場でしたけどね。。

海岸は砂浜ではないので、カヤックが石に当たり何ヶ所か穴が開いたものの、問題がない場所だったので一安心。とにかく火を焚いて冷えた体を暖めました。ここからが最高の時間です!

ビール飲みながら焼き肉~!流木も豊富なので焚火し放題。やはり焚火はキャンプの醍醐味ですね。

海に沈む夕日も綺麗です。


こちらが今夜の宿。大きめの石がゴロゴロしてますが、うまく並べれば快適に寝れます。

そして2日目。空は相変わらず曇っていましたが、波はおさまりいい感じ。
実はこのカヤック、今回誘ってくれた方の手作りなんです。春に自宅の物置で自作したそうで、今回が初日でした。アメリカのサイトで設計図を買い、作ったそうですが、カヤック業界では、1つの設計図から1艘しか作ってはいけない、と言う決まりがあるらしく、同じカヤックは作れないそうです。自分で作った自分の船。素敵すぎますね!

多少のうねりはあるものの、前日ほどでは無く、順調に進みました。途中カヤックで入れそうな洞窟もあったのですが、波があったので今回は入りませんでした。そしていよいよ、雄冬漁港を超えて雄冬岬へと入っていきます。


この雄冬岬の景色が最高でした。青い海と海岸の岩壁に見惚れてしまいます。晴れてたらもっと海が青く見えるんだと思います。

雄冬海岸にあるクライミングエリア、雄冬大壁の横も通りますよ。この雄冬海岸を過ぎた所にある小さな集落、千代志別が今回のゴールでした。2日目は、楽しいシーカヤックが出来ました!やはり山でも海でも、天気を見て遊ぶというのは最低条件ですね。でも、ちょっぴりチャレンジングなのも良い勉強になります。今回も良い経験が出来ました!


今回の1枚は海という事で、
マゼランペンギンです!チリのプンタ・アレナスから船に乗って行くマゼランペンギンのコロニーで撮った1枚です。次々に海から帰ってくるペンギンがとても可愛いんです。そして、島中を埋め尽くすペンギンの数に驚きました。大興奮でした!!

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