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2019年4月8日月曜日

Vol168 カナダ版オートルート【ワプタトラバース】紹介

氷原の上の景色
ロッキーもようやく春スキーシーズンに入りつつある今日このごろ皆様滑ってますか?
168回目のブログは秋山が担当させて頂きます。

はるか昔のVol.20でカナダの氷河スキーについて触れさせいただき、その中でも紹介した”ワプタトラバース”。今日はこのトラバースを少し掘り下げて紹介したいと思います。
ちなみに、トラバースというのは縦走という意味ですね。

ロープを繋いで氷河を縦走
カナダでは日本のように山中に山小屋ネットワークが確立しているわけではないので、トラバースをやるとするとほとんどのケースでテントを担いで行かないといけないです。実際これは夏、冬問わずハードルをぐっと上げてしまいます。だって、寝具があって、食事を出してくれれば、背負う荷物は日帰り装備+ちょいアルファで済むのに、小屋がなければテント、食材、燃料、バーナーなど全部を自分で持っていかないと行けないですもんね。

こんな素敵な小屋に宿泊できます
そんなウィルダネスたっぷりのカナダですが、いくつかの場所は山小屋をつなげることができます。その数少ないルートの一つが”ワプタトラバース”。ヨーロッパで有名なオートルート、までは豪華ではないですが、屋根があって、キッチンがあって、寝床がある(寝袋は持参)ので、カナダ版オートルートと言われるコースです。

小屋はVol61で紹介したカナダ山岳会が所有するものです。

そんなワプタトラバース。カナダに春スキーに来るのであれば、是非トライして頂きたいコースです。

スペックは
距離:44km (ペイト小屋インの場合)
標高差 : 2200m
宿泊数 : 3泊4日以上がおすすめ
宿泊小屋 : Payto hut, Bow hut, Balfour hut, Scott Duncun hut
必要スキル : ホワイトアウトナビゲーション、氷河スキー、クレバスレスキュー
荷物 : 15kgほど

こんな感じでしょうか?
氷河スキー部門においては入門編のコースです。とは言っても木がないので一旦天気が崩れるとピンポン玉の中にいるような状態になり、高度なナビゲーションスキルが問われます。ですので、もし自分達のみで行く場合でホワイトアウトに自信がない場合は、積極的に停滞することをおすすめします。

前の人も見えなくなるコンディション
注意点は寒さの可能性。4月に入るともちろんカナダも春コンディションになってきますが、日本ほど春ではないです。特に氷原の上は標高3000m近くになるので、天気が崩れれば雪がたくさん降りますし、何しろ寒いです。数年前のゴールデンウィークにワプタに行った時はマイナス15でしたね。装備的には日本の厳冬期と同じで来たほうが無難です。

行程詳細は、安心、安全、イケてるガイド会社オンサイトカナダのホームページに詳しく出ているので、そちらを参照ください。
ワプタトラバースツアー行程

日本は春の立山シーズンに入ると思いますが、4月末のカナダも航空券も安く、山も空いていて、かつ雪もたくさん。ゴールデンウィークで休みもある。実はおすすめの季節の一つです。

スキーシーズンも残り約2ヶ月。みなさま引き続き安全にお楽しみください!!
4月末でもパウダーあります
寝床は雑魚寝形式

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